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三島由紀夫と水上勉。「金閣寺焼失事件」に心を奪われた2人の作家昭和25年、日本中を驚かせた放火事件に注目した三島と水上。生い立ちから気質までことごとく対照的な2人を比較すると、戦後の日本と日本人の2つの感覚が浮かび上がってきた。酒井順子だから成しえた、面白すぎる新・文芸評論!講談社創業100周年記念出版。犯人はなぜ金閣寺を燃やしたのか。三島と水上はなぜこの事件に注目したのか。生涯、両親とともに暮らした三島。10歳で寺の小僧に出された水上。女ぎらいの三島。女にもてた水上。死にうっとりしていた三島。どこまでも生きたかった水上。表日本と裏日本。荒野と汁田。日本人の2つの感覚を解剖する!(Amazon内容紹介)

 

本の題名のインパクトに惹かれました。現在は文庫が発売されていますが、私は発行当時の単行本を読みました。

 

事件の推移を追いかけた上で、三島由紀夫が「絶対的な美」という天の位置に視点を定めたのに対し、水上勉は「地を這うような貧しさ」という地の位置から当事者の屈折した半生を書き起こした著者。

 

その見解を証明するかのように、両者の人生、生まれ、育った土地、環境等もしっかりリサーチされたエッセイでした。

 

内容的に難しいかなと予想していましたが、その予想を覆し、読みやすく、偉大な作家2人の功績を改めて認めることができました。

 

 

 

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すでに大自然の田舎町に
住んでいるので思いません。