今日紹介するのは、日本では2018年9月に翻訳本が発売されたアンソニー・ホロヴィッツの作品です。
1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の葬儀が、しめやかに執りおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、あるいは…。その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。余命わずかな名探偵アティカス・ピュントの推理は―。アガサ・クリスティへの愛に満ちた完璧なるオマージュ・ミステリ! (上巻「BOOK」データベースより)
名探偵アティカス・ピュントのシリーズ最新作『カササギ殺人事件』の原稿を結末部分まで読んだ編集者のわたしは、あまりのことに激怒する。ミステリを読んでいて、こんなに腹立たしいことってある?原因を突きとめられず、さらに憤りを募らせるわたしを待っていたのは、予想もしない事態だった―。(下巻「BOOK」データベースより)
探偵アティカス・ビュントが手がけた最後の事件を、彼が犯人を見つけ、まさに解決しようとしたところで原稿が終わっていて、それを読んだ編集者のスーザン・ライランドがその続きを探しているうちに、名探偵を生んだ著者アラン・コンウェイの死の謎をも解くことになっていくという、現実の物語が虚構の物語を包含した、犯人当ての中に犯人当てが丸ごと1本入っているという贅沢な作りのミステリーです。
上巻を読み終えるとすぐに下巻を読み始めたのですが、その冒頭に驚き、すぐに上巻のプロローグを再読、下巻を読み終え、やっと事件を納得しました。
解説によれば、この作品の探偵アティカス・ビュントの事件部分では、クリスティー作品に因んだネーミングやエピソードが登場、アラン・コンウェイの部分では実在のニステリー関係の有名人をカメオ出演させたりしているようです。
私自身があまり英国ミステリーやドラマに詳しくないので、残念なところです。
お好きな方は是非読んでいただきたい作品です。
原題 MAGPIE MURDERS 著者 Anthony Horowitz

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