
小説王
大手出版社の文芸編集者・俊太郎と、華々しいデビューを飾ったものの鳴かず飛ばずの作家・豊隆は幼馴染みだった。いつか仕事を。そう約束したが、編集長の交代などで、企画すら具体的にならないまま時間だけが過ぎていく。やがて、俊太郎の所属する文芸誌は存続を危ぶまれ、豊隆は生活すら危うい状況に追い込まれる。そんな中、俊太郎は起死回生の一手を思いつく。三流編集者と売れない作家が、出版界にしかけた壮大なケンカの行方は!?(Amazon内容紹介より)
今日紹介するのは代表作「イノセント・デイズ」の早見和真氏の2016年発表「小説王」
文芸冬の時代に放つ激熱エンタテインメントとうたうだけあって、一つのヒット小説を世に出すまでの作家と伴走する編集者の熱き思いと道のりが書かれています。
この作品では、紙の出版からの出発を考え直し、電子版で世に広め紙の書籍化が実現しています。
まだ文芸作品の中では電子化を拒んでいる作品もありますが、電子化で作家が少しでも経済的に余裕を持つことでいい作品が書くことが出来るのならば、いい作品はきっと書籍化しても手にする人は多いと思います。
何にしてもいい作品は熱き編集者が作家に思いを形にさせるのだと気持ちよく読みました。
