
日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)
お茶を習い始めて二十五年。就職につまずき、いつも不安で自分の居場所を探し続けた日々。失恋、父の死という悲しみのなかで、気がつけば、そばに「お茶」があった。がんじがらめの決まりごとの向こうに、やがて見えてきた自由。「ここにいるだけでよい」という心の安息。雨が匂う、雨の一粒一粒が聴こえる…季節を五感で味わう歓びとともに、「いま、生きている!」その感動を鮮やかに綴る(「BOOK」データベースより)
今日紹介するのは、フリーラーター森下典子氏が「お茶」に出会って知った、発見と感動の体験記です。
著者は私と同世代で、私も彼女と同時期にお茶を習い始めました。
残念ながら私は結婚してまもなく妊娠、出産をしたので、それを機にお茶から遠ざかっています。
亡くなった実父は抹茶が好きで、来客には自らお茶を点て振舞っていました。
父は作法等を習った訳でもなかったのですが、抹茶茶碗が好きで集めてから自分流にお茶を点て始めたようでした。
気づくこと。一生涯自分の成長に気づき続けること。「学び」とはそうやって自分を育てることだ。(P226)
お茶の世界だけでなく、人生においていえることですね。
とても深い意味です。
「日日是好日」
碧巌録に載っている禅語だそうです。
文字通りは「毎日毎日が素晴らしい」ですが、毎日が良い日となるよう努めるべきだと述べているとする解釈や、さらに進んで、そもそも日々について良し悪しを考え一喜一憂することが誤りであり常に今この時が大切なのだ、あるいは、あるがままを良しとして受け入れるのだ、と述べているなどとする解釈がなされているようです。
これまた深く、人生においての指針となりそうです。
