口笛の上手な白雪姫


たとえ世界中が敵にまわっても、僕だけは味方だ。公衆浴場で赤ん坊を預かるのが仕事の小母さん、死んだ息子と劇場で再会した母親、敬愛する作家の本を方々に置いて歩く受付嬢、ひ孫とスパイ大作戦を立てる曽祖父。“声”によってよみがえる、大切な死者とかけがえのない記憶。その口笛が聴こえるのは、赤ん坊だけだった。静謐で美しい傑作短編!


今日紹介するのは、不器用で愛おしい人々のひたむきな歩みが深く胸をうち、切なく心揺さぶられる小川洋子氏の短編集です。

とにかく著者の感性が好きで、新刊は必ず読みたい作家小川洋子氏。

「博士が愛した数式」でメジャーになりましたが、それまでの作品も好きで、最近の文芸作品で購入するのは、著者の作品のみです。

今回の短編集もお気に入り。

皆さんにも読んでもらいたいです。