震える教室


歴史ある女子校・凰西学園に入学した秋月真矢は、怖がりの相原花音と友達になる。ひょんなことから、ふたりは「出る」と噂のピアノ練習室で、虚空から伸びる血まみれの白い手を目撃してしまう。その日を境に、ふたりが手をつなぐと、不思議なものが見えるようになった。保健室のベッドに横たわる首がないびしょ濡れの身体、少女の肩に止まる白いなにか、プールの底に沈むもの…。いったいなぜ、ここに出現するのか?少女たちが学園にまつわる謎と怪異を解き明かす、6篇の青春ミステリ・ホラー。

今日紹介するのは「サクリファイス」を読んでから、新刊がいつも気になる近藤史恵氏の作品です。

雑誌「幽」に2015年12月から2017年12月まで掲載された連作ミステリー。

大阪・心斎橋にある明治時代から120年もの歴史ある女子校が舞台。

作家相原芽衣子を母に持つちょっと変わった女子の花音と受験時のトラブル続きで結果凰西学園に通うことになった普通の真矢が遭遇する怪異の数々。

多くの人が怪異と同じ場所に存在しているのですが、気づく人には確かなもので気づかない人は気にせず通り過ぎていくものなのらしいのです。

気づかない人にその怪異が迫ってきた時、その意味を2人の女子高生が迫っていく様子がゾクゾクして面白かったです。

これから蒸し暑くなった夜にオススメの物語ですね。