出版社に勤務する松原とマッサージ師のさくら、二人は、付き合いはじめ、やがて別れる。それで終わりのはずだった。婚約までした男と女の関係は、はじめから狂っていたのかもしれない。緊張感に満ちた文体で、加害者と被害者、ふたつの視点から「ストーカー」を描いた価値観を揺さぶる衝撃作。

「ストーカー」って本当に怖いものだと、この作品を読んで改めて思い知った気がします。

そして、「ストーカー」行為とはDVの一つなのだということも頷けます。

加害者には「自分にしか」という意識しかないのですから。

心の弱い私はこういう被害にあっていたかもしれないという、被害者と通じるものがありました。

結末は最悪でした。

現実に今被害にあっている方があったのなら、作中に出てくるストーカー対策を徹底して行って欲しいです。

初の畑野智美作品。衝撃すぎでした。