- 聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)/文藝春秋

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1993年5月に始まった週刊文春の「この人に会いたい」という連載で、900回を超える対談を今も続けておられる阿川佐和子さんが、「聞く」という作業の面白さ、難しさ等々をエピソードを交えて書かれた作品です。
まず、よく「聞き上手」という言葉がありますが、本作品も「聞き上手とは」と題して11のヒント、2番目に「聞く醍醐味」と題して9のヒント、最後に「話しやすい聞き方」と題し、15のヒントが述べられています。
すべて阿川さんらしい語り口で書かれていて、思わず笑みがこぼれてしまうエピソードがたくさんですが、失敗もまた成功に結びつけていく著者は、その人柄も大いに関係していると思います。
ヒントのどれをとっても実は当たり前のことが多かったりしますが、なかなか現実では難しいこともあるでしょう。
そこは著者も書いているとおり、真摯な気持ちで相手を思いやり聞く姿勢を正して聞けば、そこは人間同士、外国人でも言語が通じなくとも、心を開いて話をしてくれるということを、自らの体験とともに私たちに伝えてくれています。
すごく困難に思える相手との会話にも、やはり最後は思いやる気持ちが大切だと痛感しました。
