神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)/村上 春樹

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今月には、話題作「1Q84」の文庫化が始まりますが、こんな短編集があったなんて知りませんでした。

作品のいたるところに彼の音楽や文学に関する知識の幅の広さが出ています。

特に「かえるくん、東京を救う」「蜂蜜パイ」には顕著です。

今の私には、いまやノーベル賞に一番近い作家といわれる彼の作品の評価をどう表していいか実力のなさを思い知らされています。

本を書くためにも、本を評するにももっと本を読み込む必要があることを改めて考えています。

ドストエフスキー、トルストイ、アーネスト・ヘミングウェイくらいは読んでいますが、ジョン・アプダイク、ジョセフ・コンラッドなどは初めて名前を知りました。

他に作中に使われるジャズの曲名、演奏家たちもさすが村上春樹という感じです。

彼はジャズバーを経営していたのですし、今もかなり聞き込んでいるようですから。

こういうところから、あの独特な世界観が形成されるのかもしれません。

「蜂蜜パイ」はなんとなく主人公が作者自身のようです。

こんな短編もあることを皆さんに紹介できるのもうれしいです。

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