創業は明治１７年（１８８４年）のことです。
創業家である高木家は、米の取引や養蚕業などを手がけていた中、高木熊太郎氏が本格的に酒造りを始めました。
当時の銘柄は「喜久娘」でした。
銘柄名「豊能梅」は、昭和年（１９２５年）に、同じ町内にあった寺尾酒造さんが廃業したことによって譲り受けた銘柄です。
「豊能梅」は、寺尾酒造の８代目であった梅太郎氏の誕生を祝ったのが由来とされています。
「高知の素材」「きめ細やかな手造り」「豊かな個性」「洗練された品質」の４つを目指した土佐体感地酒を醸しています。
平成５年（１９９３年）に、最後の土佐杜氏と呼ばれた有澤国一氏を杜氏として迎え入れます。
翌年には、老朽化した蔵を改修し、より質の高い酒造りの環境が整えられました。
平成７年（１９９５年）には、５代目となる高木直之氏が帰郷し、有澤杜氏と二人三脚の酒造りが行われるようになります。
有澤杜氏が引退した平成１９年（２００７年）に、高木直之氏が蔵元杜氏となりました。
令和元年（２０１９年）には、東京農業大学で学んだ６代目となる高木一歩氏が杜氏に就任し、「６代目の酒」を模索しています。
「豊能梅 純米吟醸生いとおかし」
使用米 高知県産米１００％
精米歩合 ６０％
アルコール度数 １４
使用酵母 高知酵母CEL２４
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