創業は江戸時代前期の明暦３年（１６５７年）以前とされています。
酒株制度の以前より、宇治川で船宿を営んでいた初代鮒屋四郎兵衛の造り始めた酒が、「鮒屋の酒」と評判を呼びました。
この時以前の文献が残されていないため、上記年を創業としています。
京都伏見の代表的な清酒となり、これまで酒造りを続けてきています。
近代的な設備や最新技術を取り入れるしなやかさを持ちつつ、伝承の技に磨きをかけ、原料にこだわり、水に恵まれた環境の中で、京都の食文化とともに歩んできています。
銘柄名「富翁」は、明治４３年（１９１０年）に登場しました。
１０代目の当主となる北川三右衛門氏が、中国の四書五経に「富此翁」の表現をみつけたことによります。
「富翁」とは「心の豊かな人は、晩年になって幸せになる」という意味です。
当初は「ふうおう」と呼んでいましたが、戦後になり現在の「とみおう」との読み方へ変化しました。
「富翁 大吟醸純米吟麗」
使用米 国産米
精米歩合 ４９％
アルコール度数 １５
日本酒度 ＋３
酸度 １．２
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