創業は、明治8年(1875年)10月のことです。

久留米藩の師範代で、剣の達人と呼ばれていた初代蒲池源蔵氏が、筑後川のほとりに酒蔵を造りました。

源蔵氏は、筑後川の水を使用した新しい醸造法を考案、養成した杜氏を派遣し、筑後地方の酒造りに貢献しました。

良き伝統は守りながら、新しい酒造りに挑戦し、新鮮な驚きや感動を感じる商品づくりに邁進している社風は、創業以来の気風を受け継いでいるものです。

 

現在は、日本酒醸造の他、本格焼酎、リキュールの製造も行っています。

 

日本酒醸造で使用される麹は、一般的に黄麹です。焼酎用の黒麹を使用したものが「黒兜」です。

酸を意識した白麹使用の日本酒は増えてきているものの、黒麹を使用しているのは希少な存在です。

旨い酸を目指したところ、行きついたのが黒麹。これまでの日本酒とは異なる個性を持つものとなり、平成19年(2007年)に誕生しました。

 

銘柄名「黒兜」は、黒麹菌が兜をかぶっているように見えることから名付けられました。

 

 

 

「黒兜 純米吟醸夢一献」

 

使用米 麹米:山田錦20%、掛米:夢一献(福岡県産)80%

精米歩合 55%

アルコール度数 15

 

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