創業は大正7年(1918年)のことです。

会津を代表する日本酒蔵であった美家光酒造の蔵元・松本忠四郎氏の六男であった松本善六氏が40歳半ばで「竹正宗酒造」として独立したのが創業とされています。

松本善六氏はきき酒能力に優れ、他の蔵元さんから醸造指導の依頼を受けるほどでした。

 

創業にあたり、本家の美家光酒造より得意先を譲り受けました。

その多くは猪苗代湖の南岸にある湖南村一帯でした。

名倉山が佇む、こうした地域を売り歩いた松本善六氏の想いがあり、昭和12年(1937年)に「名倉山」の社名となりました。

銘柄名「名倉山」もこれに由来します。

 

昭和48年(1973年)には、吟醸酒・純米酒造りに着手します。

全国的には甘口の酒が全盛で、吟醸酒は鑑評会向けの造りです。

こうした時代の中、一般の人にも呑んでもらいたいという意気込みが、革新的な酒造りに取り組む姿勢のひとつとしてうかがえます。

 

 

 

「名倉山 純米吟醸」

 

使用米 国産米

精米歩合 55%

アルコール度数 16~17

 

 

 

「名倉山 純米吟醸夢の香」

 

使用米 夢の香(福島県産)100%

精米歩合 55%

アルコール度数 16

使用酵母 うつくしま夢酵母

 

 

名倉山酒造さんの公式HPは、こちら