創業は、文久3年(1863年)のことです。
越後からやってきた島岡金八氏が、酒蔵で働き、資金を貯め、創業します。
蔵のある地域は、江戸時代には新田一族が開発した荘園の一部として栄えていました。
そして、上毛の山と利根、渡良瀬の清流に恵まれた地でもあります。
酒造りに使っている井戸水は、赤城山系の伏流水です。
硬度9度で、ミネラルを多く含み、酸味の強いきりっとした濃厚な味わいを産み出します。
その特質を生かした造りが山廃酛と考え、日本酒造りを行っています。
群馬産の酒造好適米の若水を主な原料として使用しています。
本当の地酒を造りたい想いから、群馬県伊勢崎市の米農家に栽培を依頼しています。
仕込は10月から翌年3月まで行われ、醸造量はおよそ400石。
しかも2~3年寝かせ熟成させ、まろやかさが増してから出荷されるものが多いのです。
時代に即わないかも知れないと思われる味わいかも知れないと評価する6代目島岡利宣氏は、それでも群馬泉が好きだと云ってくださる方々のために変わらぬ味わいを届けたいとの信念を持ちます。
平成18年(2006年)2月、火災により蔵が全焼していまいます。
廃業の危機、酒造りを辞めようと思い詰めていたところ、全国の同業者やファンからの協力を得て、10カ月での再建を果たします。
これ以上商売を広げるつもりはないと断言する島岡利宣氏は、現在の規模が丁度良く感じ、納得の行く酒造りに邁進しています。
「群馬泉 超特撰純米 山廃酛」
使用米 若水100%
精米歩合 50%
アルコール度数 15~16
日本酒度 +3
酸度 1.7
「群馬泉 純米初しぼり」
使用米 若水、他国産米
精米歩合 50%
アルコール度数 17~18
日本酒度 +3
酸度 2.1
「群馬泉 山廃酛純米」
使用米 国産米
精米歩合 60%
アルコール度数 15~16
日本酒度 +3
酸度 1.7
島岡酒造さんの公式HPは、こちら。

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いつも一緒ではございせん
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