今月の日経「私の履歴書」は元厚労省次官の村木厚子さん。
高級幹部の次官の逮捕、そして冤罪。
記憶にしっかり残っている。
wikiにはこうある。
2009年6月、社会・援護局障害保健福祉部 企画課長時代に、自称障害者団体「凛(りん)の会」に偽の障害者団体証明書を発行し、不正に郵便料金を安くダイレクトメールを発送させたとして、大阪地方検察庁 特別捜査部長の大坪弘道や副部長の佐賀元明の捜査方針のもと、虚偽公文書作成・同行使の容疑で、同部主任検事の前田恒彦により逮捕された。
翌7月、大阪地方検察庁は虚偽有印公文書作成・同行使の罪で、村木を大阪地方裁判所に起訴した。取調べの中で担当検察官の國井弘樹は村木に向かって、和歌山毒物カレー事件を例に挙げ「あの事件だって、本当に彼女がやったのか、実際のところは分からないですよね」といい、否認を続けることで冤罪で罪が重くなることを暗示し自白を迫ったという。
実に5ヶ月にわたり拘束されている。
「私の履歴書」は幼い頃の生い立ちから始まることが多いが村木さんの履歴書は逮捕から始まる珍しいケース。しかしそれは冤罪であり、まさに検察の汚点。結論ありきの検察側のシナリオ通りに展開される取り調べは小説のようだが、おそらく事実だろう。
日本の司法には首をかしげたくなるような判断が最近多い。私が知らないだけで昔からあったのかもしれない。
難関の司法試験合格者の中でも特に成績優秀者だけが選ばれる裁判官や検察官はエリート中のエリートだが、ともすると人としての良識や客観的な判断力を欠いた人間も紛れ込んでしまうのか。
お勉強ではエリートかもしれないが人間としてはずいぶん足りていない気がする。



