昨夜は世界陸上と並行してコレを見ていました。
井上尚弥 VS アフマダリエフ。
試合前からモンスター井上にしては珍しく「判定でも勝つ」と語る慎重さ。五輪メダリストのテクニックと300戦の経験値を持つアフマダリエフは体つきからも「これは強い」と感じさせます。
難敵、過去最強の相手かも…と思っていましたが、終わってみれば井上尚弥の完勝でした。
特に終盤、アウトボクシングの井上に対しアフマダリエフに打ち手無し、ボクサーとしての圧倒的な能力差を見せつけました。アフマダリエフが弱いのではなく井上尚弥が強すぎ上手すぎです。
軽量級では稀なパワーでKOを積み重ねてきた井上ですが、この試合ではスタミナ、スピード、攻守のテクニック、さらには戦略(頭脳)も完璧。まさにコンプリートボクサーを証明してくれました。
派手なKO劇ばかりが期待され取り上げられてきた井上尚弥ですが、アウトボクシングで確実にポイントを稼ぐこんな戦い方をされたらどんなボクサーでも勝てないでしょう。しかもコツコツとポイントを稼ぐ単なるアウトボクシングではなく、何発もの効果的なパンチを炸裂させていました。
これならもっと上の階級でもやれそうです。
褒めても褒め足りないほどの素晴らしい作品(試合)を作ってくれました。
パウンドフォーパウンド、やっぱり1位は井上尚弥がふさわしい。
今回、派手なパンチこそ数少なかったものの、アフマダリエフのパンチを紙一重で見切りスウェーでかわすたびに「おおーー」と声が出ます。
動体視力と反射神経がすごいというより、「0.1秒くらい先の世界を生きているんじゃないか」とすら感じさせてくれます。
まさに異次元の戦い方です。
「これぞボクシング」と思わせてくれたこの試合。
KOじゃなくても観客は100%満足でしょう。
