専門家会議の議事録がないと言う。
議事録がないというのは論外な話だが、あろうとなかろうと政府がやってきたことが無為無策だったという事実は変わらない。
専門家の意見を聞きながら、とソーリは何十回も繰り返してきたが、専門家の意見は「聞く」だけで参考にも実行にもうつしていないように見える。
専門家の中にも、自分たちの意見が対策に反映されず、政府主導で決定されていることへの不満の声もあるらしい。
やることなすこと裏目裏目の政府だが、現場や現実がわかっていないから、というのは明白だ。
おそらく、中には「こんなんじゃだめだよな」とか「支持率下がるはずだよ」と思っている政治家もいるのかもしれないが、その声をソーリに伝えようとはしない。
せめてもの抵抗なのか、議員たちはアベノマスクをしていない。
自分たちが使わないものを国民に押し付けるのもひどい話だ。
さて、議事録の話だが、なんでもかんでも開示しろとは言わない。
高度な政治的な判断でいったん開示を見送るということも仕方ない。
しかし、「議事録がない」という嘘はやめてもらいたい。本当にないのなら、それは密室の会談であり、一党独裁の中国共産党と同じだ。
あるのならそのサマリーくらいは開示すべき。
そういう姿勢を国民は見ている。
しかし、政治家には民意はどうでもいいのか。舐めているのか。わかっていないのか。
そのすべてなのかもしない。