JAC2016に出場して 〜リハーサル編 | BAR14Nの憂鬱なラテアート

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エスプレッソやラテアート、コーヒーの話

Japan Aeropress Championship 2016 (JAC2016)というエアロプレスの大会が2/17に開催された。
チャンピオンは、6月にダブリンで開催される世界大会に出場する。



大会当日、リハーサルは、少し時間が押し気味の中で行われた。
16時までに集合とのことだったけれども、会場となっているTHE ROASTERY by NOZY COFFEEには、16時までお客さんがいるようだった。会場の外で当日のリハーサルについて等の説明を受けた後、番号が書かれた紙を引いて、チェキで写真撮られ、トーナメント表に張り出される。

17時を過ぎたあたりから一般客の入場が始まった。一気に会場が人で埋め尽くされる。
会場では、cafe vivement dimancheのマスターが生選曲し、ジャンルに捉われない心地よい音楽が流れている。
まさか、マスターがヒップホップかけてるなんて!

リハーサルは、5、6人が一気に使うには窮屈そうなテーブルで行われた。テーブルの上も物で一気に埋め尽くされる!
競技が開始されると使える電気ケトルも少なくなるため、ケトル不足になるのでは?と思ったけど、そんなことはなく大丈夫だった。ケトルを持ち込んでいる人も何人かいて、ボナヴィータの電気ケトル持ってる人もいたので、すごいなーと感心。ボナヴィータは温度設定できるのと、設定後は湯温がデジタル表示されるので、沸くまでどのくらいかかるかの見当がつきやすく、コンペティションには向いてそうだった。そして、持った瞬間軽い!(と、これは競技スペースに用意されてたボナヴィータを持って思いました)
ちなみにぼくは、リハーサルの時は、ラッセルホブスの電気ケトル。家で使ってるのと同じもの。

リハーサル時間は20分。
この20分の間に、道具一式をバッグから出し、セッティングし、コーヒーを淹れ、片付ける。
実質コーヒーを淹れられるのは1回のチャンス。飲んだ瞬間、苦いかなー、ちょっと強く出すぎるかなーと思った。
リハーサルの場で調整するのは、粉量だけと前もって決めていて、そしてこれが、ぼくの今回の淹れ方の肝の部分でもある。
湯温は高くて良いはず。コーヒーの挽き目はこれがベストなはず。あとは、心地よい濃度でコーヒーを飲んでもらうだけ。華やかな香りも持っているコーヒーのはずなので、それが消えないように気持ち少なめのコーヒーの粉量にすることにした。事前に提出したレシピでは、16gと書いていたけど、15.5gの粉を競技の時には使うことにしました。

リハーサル後、同じ競技グループの、つまり対戦者となる大田さんがジョヴァンニさんと話していたので、一緒に少し話をした。競技者に知ってる人が少ないことから、そろそろ世代交代ですかねー、みたいな話をしたら、ジョヴァンニさん、
「世代交代なんてないよー」と一言。
ジョヴァンニさんは、常に最先端を走っている印象。ぼくよりもひと回り以上年上だった気がするけど、20代、30代のバリスタに負けないくらいの若さに溢れているというか、負けないくらいのパワーに満ちている。
きっと世代交代というのは、自分自身に対して必要なものなのだろう。日々アップデートしていかなくちゃ、化石になってしまう。更新すべきなのは、ソフトウェアばかりじゃない!
ぼくは自分を更新できているんだろうか。殻を破って新しい自分を見せられるだろうか。

1回目のJACの時は1回戦負け、2回目のJACの時は同時開催のミニ大会に出場して優勝。あれから3年、エアロプレスの大会からは離れていたことになる。

さて、続きはまた後日。次でJAC2016の最後の記事になる予定です。