Virtuosoのパーツ交換 | BAR14Nの憂鬱なラテアート

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エスプレッソやラテアート、コーヒーの話

ぼくは、Virtuosoっていうグラインダーを愛用していて、毎日使っている。
http://www.baratzallc.com/products-page/products/virtuoso/
けれども、エスプレッソは滅多に抽出しないこと、そして、Virtuosoはエスプレッソには向かないんじゃないかと思うことがあって、エスプレッソに対してはあまり使ってなかった。
ただ、久しぶりにエスプレッソ用にコーヒーをVirtuosoで挽いてみて抽出したのだけど、あまりにも酷くなっていた。もっと前はまともに抽出できてたはずだけど…。

Baratza社のトラブルシューティングのページ(LINK)を読んで、もしカリブレーション済みで、もっと細かいグラインドが必要だったらサポート宛にメールくださいみたいなことが書いてあったので、メールしてみることにした。

サポートからの返事は、グラインダーで全ての部品が正常か確認してください、というものだった。その際に参照するのは、同じくトラブルシューティングのページにあるこのPDF。
http://www.baratzallc.com/wp-content/uploads/How-to-Troubleshoot-A-Grind-Quality-Issue.pdf

トラブルシューティングのページを参照していけば、どこが悪いのか自己判断でき、自分でメンテナンスできる。取り替えパーツは、Baratzaのサイトで売っているし、海外からの取り寄せにも対応してくれる。
ぼくは、問い合わせする前に上のPDFを一度確認していたので、全部正常ですよ、という返信をした。

続いては、音での確認。一番細かいグラインドの設定で、どんな音がするかでもっと細かく挽けるかどうか、わかるというものだった。
このあたりは、ぼくの英語理解力の足りなさからか、若干違って解釈してしまっている部分があると思うけど、だいたいそうだと思う。そして、どんな音か理解できなかったので、動画を撮ってサポート宛に送った。

そうすると、一番細かい設定にしているんだったら、もっと細かく挽けますよ、との返事。どうやら、もっと細かく挽ける音だったようだ。

よくわからないなぁと思ったりして、修理にアメリカに出さなくちゃいけないのかななんてメールすると、
そんなことありません。あなたに直せますよ!ということでした。

再度念入りに点検。
Ajustment ringという部品があって、これは、挽き目の細かさを調節するのに必要なものがある。これの11時、3時、7時の位置を押して、他よりも大きく凹む箇所 があるようだったら、Ajustment ringを新しいものにしたほうが良い、というのに該当するようだった。

↓この白い"刃のホルダー"の外側の黒いリングがAjustment ring。これを回すことにより、上の刃が下の刃に近づいたり離れたりします。
photo:02

7時の位置はかなり固いのに、11時と3時の位置だと結構押せちゃう。
十何回か押して、念入りに確認しました…。

これだ!と思って、部品を取り寄せた。
BaratzaのWEBサイトでも購入はできるけど、アメリカ・カナダのみの配送だけだったので、メールで引き続きやり取り。

そして、一週間後くらいにAjustment ring到着。
(上のAjustment ringの画像は実は新しいものに取り替えた後のでした)
photo:01

早速交換、そして更に細かく挽けるようにカリブレーション。
結果、一番細かい設定で、まずまずのエスプレッソが抽出できた。

photo:03

使ったのは、丸山珈琲のコロンビア・エル・ディアマンテ。ライトローストのコーヒーで、標高も1870メートルと高いところのコーヒーなので、たぶん、豆質もある程度固いと思うから、まずまずの出来かな。

Baratza社サポート担当者の十分細かく挽けるという信念と、Virtuosoという非常にメンテナンスしやすいグラインダーに本当に今回は救われました。
Virtuosoは、本当に良いグラインダーだと改めて思った。
Ajustment ringは、プラスチック製だから、定期的に交換しないといけなさそうですね。