ジャパン・バリスタ・チャンピオンシップ(JBC)2011 --Part 1 | BAR14Nの憂鬱なラテアート

BAR14Nの憂鬱なラテアート

エスプレッソやラテアート、コーヒーの話

JBC決勝を見終わって、いくつか心に残ったことを書いていきたい。
まず、今回のJBC準決勝は、見なかったのだけど、エアロプレスを使った競技者が結構いたらしい。ぼくが把握しているだけで5名。どうしても、短時間の中でエスプレッソ以外のものを抽出したいという時、エアロプレスのような、短時間の抽出を可能にするものを使うということに向かうかもしれない。
そして、シグニチャードリンクは、よりシンプルなものになった。大雑把に言うと、エスプレッソ+水(お湯)か、素材は加えても一種類。飲み方を工夫して、コーヒーの魅力を知ってもらおうという方向性。ただ、素材はシンプルになったけど、飲み方が複雑になった。何回かき混ぜたりとか、何秒待ってとか。混ぜて待っての合わせ技とか。

REC COFFEEの岩瀬さんは、エルサルバドルとケニアのコーヒーを使ってのシグニチャードリンク。ケニアを氷の入ったグラスの上に抽出、エルサルバドルはお湯の上に抽出。それぞれ抽出したエスプレッソをミックスし、アメリカーノを作った。シロップ代りに、ぶどうジュースを使用。
そして、カプチーノとエスプレッソは、それぞれジャッジにどのコーヒーを飲みたいか選んでもらい、その選んでもらったコーヒーを使って作るというもの。決勝では、カプチーノ、エスプレッソともケニアをジャッジは選択した。
岩瀬さんは言う、
「エルサルバドルを飲みたいと思ったジャッジもいると思います」と。
ケニアのコーヒーが持った個性を今日は楽しんでもらったけど、違う機会にエルサルバドルのコーヒーを楽しんでもらいたい。コーヒーの個性を楽しむのが、スペシャルティコーヒーの魅力なんだって。そんなことを言っていた。