ちょっと難しい、面倒なワインのお話です。
一個人の意見、見解ですので間違っていることがあったらゴメンなさい。
長くて難しい言葉が登場する記事になります。
面倒なお題なので、数回に分けて書きますね。
今回は『有機』について、です。
有機栽培、有機農法、オーガニック、有機ワインなどと耳にする事があると思います。
皆さんは、『有機=身体に良い』と思われていませんか?
一石を投じちゃいますね。^^;
有機=オーガニック というのは間違いではありません。英訳しただけです。
ただ国によって法律、規格が異なりますが、日本国内で表示するには日本の法の下、となります。
国内では
日本農林規格に 『有機JAS規格』 という規格があり、後に 『有機農業の推進に関する法律』 が制定・施行されたので、違法でない限りは日本国内の規格に基づいている、と考えられます。
有機農法とは、
植物に化学肥料を与えない、
農薬や除草剤といった危険な化学物質を用いない、
遺伝子操作を行わない、
というのが基本で、認証を受けるためにはさらに条項があります。
で す が!
認められている無機肥料(=化学肥料)もあります。(苦土、消石灰などなど)
認められている農薬も30種あります。(硫黄水和剤、天敵等生物農薬などなど)
全て天然、自然界に存在するものを原料にしているものですが、完全有機質ではないし、完全無農薬ではありません。
(農薬=悪 というイメージも嫌いですが、長くなるので割愛します。^^;)
ちなみに硫黄水和剤=亜硫酸です。←ワインに入ってますね。
そして 『有機、オーガニック』 という表示をさせるためには認可が必要です。
申請、審査、検査で約10万円+実地検査経費 の費用が毎年かかります。
この費用を売価に反映しなければ経営が成り立たないので、どうしてもお高くなってしまうんです。
ちょっと高くなってしまう商品を流通に乗せて販売できるかどうか?
これが生産者サイドの課題だと思います。割に合うかどうか・・・。
実際に有機で生産していても、安価で大量に販売できた方が良い、と僕なら考えてしまいます。
有機、オーガニック、と表示されていなくても、その方法で育てられている野菜、農産物は沢山あります。
表示がなければ、もちろん店頭で選び抜く方法はありません。
認可されている、ということは保証がある、という事に過ぎないと思っています。
もともと有機農法は、安価な化学肥料のみに頼り過ぎたことによる害を防ぐために提唱されたものです。
土の中の有機物が減ることによって、作物の病気、新しい害虫の発生、不作などが起こります。
数年間、有機肥料を入れなかった畑はダメになってしまうのではないでしょうか?
それから基本的な事ですが、化学肥料が身体に悪いという事はまったくありません。サプリメントと同じです。
有機肥料は畑にとって欠かせないものであり、化学肥料はサプリメントのように不足する成分を補う、調整するもの、であって、どちらが良くてどちらが悪い、という次元のものではないんです。
それから盲点ですが、有機肥料とは主に腐葉土と家畜ふん堆肥があげられます。
・腐葉土の原料が無農薬かどうか?
・家畜ふん堆肥の原料となる家畜が食べていたものは?
有機肥料だから良い、とは素直には言えないと思います。
長くなりましたが・・・
有機、オーガニック、というのは 『安全である』 というためのひとつの物差しに過ぎない
というのが僕の持論です。
先日、『オーガニックワインって美味しそう♪』 と言われたので、こんな話になりました。^^;
では、次回は無添加のお話かな?
これも長くなりそう・・・^^;