[ウイスキーの作り方72]ボトリング2 | 大宮 Bar彩月庵~Barの彩時記~

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[ウイスキーの作り方72]ボトリング2

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今までの「ウイスキーの作り方については過去の記事をご覧くださいね



大手のボトリング全自動で行われています

ですが小さな蒸溜所などはいまだに手作業でラベルが貼られていたりもします


蝋栓で有名なメーカーズマークはいまだに手作業で蝋栓を行っています

まだメーカーズマークが独立蒸溜所だった頃は生産量も少なかったので、蝋栓は8人のパートのお母さんが行っていました

そのお母さんの仕事にも個性が出ますので、メーカーズマニアの方はレッドトップを見て誰だか分かるそうです

最近は見かけなくなりましたが、蝋栓がたっぷりと付いたボトルがありました

「ダンクボトル」呼ばれメーカーズマークの遊び心だったんですね


大手のウイスキー会社もボトリング機械ができるまでは手作業で行われていました

当然手作業なのでラベルが曲がることがあります

曲がっているとクレームが入ってしまいます


そこを逆手に取ったのが「ジョニーウォーカー」

あえて曲げて貼る事により失敗では無いですよと言っていたそうです

結果的にそのラベルが象徴になっていますね

今では曲げる角度が決まっており、正確に曲がっているそうです


ちなみにジョニーウォーカーのボトルは四角ですがこれは箱に詰めた時により多く入るのと同時にお店の棚に多く入るからそうしたそうです

ジョニーウォーカーはアイディアに溢れたボトルですね


昨年はウイスキーだけでなく定番のジンなども不安定な入荷状況でした

これは中身が出来ていないのではなく、ボトリングに影響があったそうです


私も今回初めて知ったのですが、ヨーロッパのお酒のボトルに貼られているラベルはウクライナで作られていことが多いそうです

色々なところに影響が出てますね

ロット数も多いので無くなってしまうとまた作るのに時間がかかります

場合によってはボトルもウクライナで作られていたそうですから、影響は大きいですね


ちなみにもう10年ほで前の話になりますが、「ザ・ニッカ」が発売になった時にすぐに休売になりました

これは特殊なキャップを使っていたため、そのキャップが足りなくなってしまったそうです


ボトルやラベルを見ているだけでもウイスキーは楽しいですね

ボトリングについて色々見ていただければと思います

ちなみにスコットランドの蒸溜所に行くと「ハンドボトリング」という自分でボトリングすることができます

特別に選ばれた樽から自分で直接瓶に注ぎ、線をしてラベルを貼ります


蒸溜所まで来てくれてありがとう的なボトルですので良いものが多いです

ラベルにボトリングした人の名前を書くのはもちろんですが、蒸溜所の置かれた大きなノートにも名前を書きます

それが残っていると思うと嬉しいですね


ぜひ日本の蒸溜所でも行って欲しいです


こうして原材料、モルティング、粉砕、糖化、発酵、蒸留、熟成、ボトリングを経てウイスキーは完成しました


ここまで長くなるとは思っていなかったです


明日は「Bar彩月庵にとって大事なお話」


その後、作り方によるウイスキーの分類の話を数回にわたりお話しして「ウイスキーの作り方」を終えようと思います


それでは今晩も良いお酒を

今日も18:00より和服姿でお待ちしております


Bar彩月庵

埼玉県さいたま市大宮区大門町2-25-2

野原ビル3階

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