[1日1カクテル 4杯目] ジョンコリンズ | 大宮 Bar彩月庵~Barの彩時記~

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[1日1カクテル 4杯目] 
~ジョンコリンズ~
「トムコリンズ」の時に出てきました「ジョンコリンズ」。

ジョンコリンズさんはトムコリンズの生みの親だと言われています。
ジョンコリンズさんはロンドンの「リマーズ コーナー」でボーイ長をしていて、19世紀中頃に発案したそうです。

現在、日本ではカクテル「ジョンコリンズ」はウイスキーベースで作ることがほとんど。

ですが、元々ジョンコリンズさんが作ったジョンコリンズはウイスキーベースではなく、オランダジンを使っていたそうな。

そして、オランダジンをオールドトムジンに代えて「トムジン」に。

1930年以降ヨーロッパを中心にオランダジンからロンドンドライジンを使うようになり、いまでもヨーロッパではジンベースで作るのがほとんど。
IBA(国際バーテンダー協会)のカクテルレシピでは1993年版まではジンベース、ウイスキーベース共に認めていましたが、それ以降はジンベースとするレシピが採用されています。(NBA新オフィシャル・カクテルブックより)

ちなみに、NBA新オフィシャル・カクテルブックにはウイスキーベースで紹介されています。

ではどこでジンベースがウイスキーベースに代わったのか?

それは、カクテル「ジョンコリンズ」がアメリカに渡ったのちに、しばらくしてから馴染みの深いウイスキーベースになったようです。

ジンベース、ウイスキーベースともに作られていますがウイスキーベースの方が多い様子。

そこから、日本に渡り「ジョンコリンズ」はウイスキーベースとしてしれ渡りました。
トムコリンズとの違いを出す狙いもあったとは思いますがね。

Bar彩月庵では日本のレシピらしく、ウイスキーベースで作っています。
アメリカでウイスキーベースになったのでアメリカンウイスキーを使います。(まぁ、他の要因もありますが。)

150年ほど前に生まれた「ジョンコリンズ」。
姿を変えながらも、生き続ける姿に学ぶところは多いなとの感じます。

 スタンダードレシピ
・ウイスキー 45ml
・レモン 20ml
・砂糖
・炭酸

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