WeekEnd Bar ブログ -36ページ目

WeekEnd Bar ブログ

密かに営まれる秘密のWeekEnd Bar のブログ!イベント情報から、秘めたる想いを垂れ流し・・・。


ORIGINのブログ

香川県のとある町でけなげに生きているラブラドールの黒子ちゃん。

車で走っていたらたまたま出会い、お話しを伺うことが出来た。

元は親戚の家の飼い犬で、虐待を受けていたので今の飼い主のおばあちゃんが引き取ったという。

後に交通事故に合い、後ろ両足を失った。特注で写真のような器具を注文したそうだ。
その後乳がんや糖尿病を患ったそうな。

両足切断手術前は大変落ち込んでいた黒子ちゃん。
前日にとある占い師が黒子ちゃんに大丈夫だから手術を受けなさいと語りかけて以後は急に元気になって、術後も元気に走り回っている。

いまでは、ボロ犬!!って言われると下を向いてクヨクヨ歩くらしく、褒めると喜んでいるのが解るそうな。

犬にも波乱万丈あるんやね。僕の今までの苦労なんて鼻くそやね!
僕も頑張っちゃおうっと!

ハンマーやスパナならまだしも、包丁なんか持ったことのない自分がレストラン・カフェの店長が務まるだろうか?


まずは隣町、観音寺で知らない人はいないであろう名店「リバプール」へ3カ月間奉公に出された。

当然である。全く経験がないのだから・・・。


このリバプール、観音寺で撮影された映画「青春デンデケ」の舞台にもなった老舗の喫茶店。


マスターは結婚式場で経験を積み、和洋中全てに精通しているので、メニューは200以上、地元で店を出すならまずはリバプールで修業しろと、、数々の料理人を育ててきた登竜門のような店なのである。


もちろん奉公なので給料はないが、雇い主のオーナーが給料を出してくれている。まだ何の利益ももたらしていないのに、高校時代の山小屋でのアルバイト以来、ずっと影から見ていてくれていたのだ。


裏切るわけにはいかない。どんな困難があろうとも。ここは這いつくばって腕を磨くしかない。

朝7:00の仕込みから店に入り、夕方5時までではあったが、延長してもらって閉店の10時まで働かせてもらった。

雇い主の敷地内にある納屋で寝泊りをし、隣町の観音寺まで、免停中の為、1時間弱自転車で通った。


納屋に帰っても、自腹で購入したキャベツの千切りを練習した。慣れない30cmの牛刀をメインで使う為、左手は無残に傷だらけで、その傷は今も残っている。


暇な時は率先して厨房を磨き上げた。

包丁を研ぐ時も集中しすぎてトランス状態に陥り、指も一緒に研いで骨にまで到達していた。


修行を終えるころ、マスターが初任給で購入した思い入れのある牛刀を僕に授けるという。

職人の命とも言える高価な牛刀だった。古いものだったがまだまだ使えるもので、

これまで多くの弟子が育っていったのに、なぜ僕に?


常連のお客さんはその行為を不思議がった。なんでお前やねん?


そして、常連さんにその包丁を錆びさせたらタダじゃおかんからな!

と、おどされる始末。

さらには、将来このリバプールを譲ってもいいと、言ってくれた。


さあ、どうする・・・俺。




カネの成る木は水では育たぬ  汗をやらねば枯れて行く香川県で新事業を立ち上げている自分にとってはじんわりキタ言葉。人生に保険なんていらね~なんて、あえて困難な道を選んできた。それはこれからも変わらない。