百人一首で遊んだことある?
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百人一首の日という事で
小倉百人一首誕生の地へ行ってまいりました。
834年、嵯峨天皇の勅願により天台宗の円仁(慈覚大師)が創建
写真の総門は伏見城にあった薬医門を移築したもの。
とても美しいです。
こちらに二尊院の名の由来となる釈迦如来像、阿弥陀如来像が祀られております。
すぐ裏手に小倉山への石段があります。
登りきると小倉山の中腹辺りへ
荒廃していた二尊院を鎌倉時代に再興させたのが法然上人の門弟、湛空(たんくう)上人でした。
こちらの廟の周りにもお墓があります。
程よい運動になるなぁとか考えてると到着!
藤原定家の山荘、時雨亭跡。
晩年の藤原定家に親戚の武士で歌人、宇都宮頼綱が所有する嵯峨野の山荘、
小倉山荘の障子色紙に古人の和歌を選んで書いて欲しいと依頼、
藤原定家の山荘、時雨亭で百首の和歌を選んだ事から
小倉百人一首と呼ばれました。
ちゃっかり藤原定家自身の歌も入ってます。
選んだ和歌は藤原定家の好みであったので
大半は恋愛もので
秋に関するものも多いです。
百人一首は現代で言うところのコンピレーション・アルバムのようなものですが
そのうち上の句、下の句に分けた絵カルタで遊ぶ事を指すようになります。
この時雨亭からの眺めは・・・
この辺りのお寺等でも眺めの良い所がちらほらとありますが
百人一首誕生の地とされる二尊院からの眺望がとても感慨深いなぁと感じます。
当時とは違う眺めとはいえ
京の都やそれを囲む山々を望めるのはいいものです。
それでは皆様のご要望にお応えしてマネージャーMも詠んでみますか!
閑静に 埋もる都も 傍目しの
うぐいす響き 餡にも小倉
なんじゃそりゃ
小倉あん発祥の地の石碑!
平安京が出来て間もない頃、
弘法大師空海が唐より持ち帰った小豆の栽培が小倉山の麓で始まり
その土地の和菓子職人がその小豆と下賜された砂糖を煮詰め餡をつくり御所に献上したのが
小倉あんの発祥とのこと
こしあん、つぶあんも大好きですが
大納言小豆たっぷりでお豆の味が豊かな小倉あんもたまりませんねぇ
季節により特別拝観できるお茶室もあったり
二尊院近辺には和菓子屋さんがあるのでお帰りの際によってみるのもおすすめです
室町時代に建てられた社。
角倉了衣(すみのくらりょうい)像です。
祖先は室町幕府の御抱え医師、豪商で京の三長者の一人。
土木工事でも名を馳せており
大堰川、保津川、桂川の河川交通、運搬を開き
二条から伏見の高瀬川の河川交通、運搬も開いた功労者でもあります。
うん?
ムズ痒そうな表情に見えてしまいます
綺麗にお花と青もみじが添えられていました。
良い参拝となりました。
素晴らしい歌も詠めたことだし
皆様も平安貴族気分になれる
二尊院へ是非、足を運んで見てください。
マネージャーM