●団体組手 結果

優勝 大分県

準優勝 大阪府

第三位 京都府

第四位 埼玉県


●団体組手 準決勝

大分県 ○―× 京都府

内田 0―8 荒賀

大野 8―0 平薮

古梶 7―4 寺本

福田 10―4 谷


大阪府 ○―× 埼玉県

小川 1―4 佐藤

小寺 0―6 高橋

篠原 6―1 蔵内

近藤 12―4 吉山

井出 2―0 藤村


●団体組手 三位決定戦

京都府 ○―× 埼玉県

荒賀 9―1 佐藤

吉田 2―1 染谷

岩岡 9―1 蔵内


●団体組手 決勝

大分県 ○―× 大阪府

内田 8―6 小川

岡野 3―0 月井

古梶 2―7 井出

福田 13―5 近藤



今年の団体組手は以上の結果となった。

初めて男女混成の団体組手が導入された訳だが、

従来の三人制との違いが結果に表れている…のか?

埼玉あたりは新ルールの恩恵を被ったような気がしなくも無い。

先鋒が少年男子、次鋒が少年女子または成年女子、中堅以降が成年男子、

という縛りが行われるのが新ルールの特徴だ。

したがって、成年男子の三人で一勝しか出来ない場合でも、

それまでに先鋒、次鋒が二勝していればチームとしては勝ちになる。

だから従来のルールでは一勝二敗で涙を飲んでいたチームも、

高校生と女子に強い選手がいればチャンスが生まれる。


まあ、強い高校生がいる県は成年にも強い選手が揃ってる筈だし、

どちらかだけ強くて他方が弱い、というのは考えにくい事態なのだが。


来年は世界大会メンバーも団体で出場してくることになるので、

恐らく勢力図が塗り替えられるだろう。


その前に、全日本の団体戦も楽しみだ。

国体とは違う結果になると思うが、それはそれで別にいい。

●少年男子組手

優勝 荒賀龍太郎(京都)

準優勝 内田(大分)

第三位 島田(宮崎)

第四位 石井(福島)


●少年女子組手

優勝 渡部友華(兵庫)

準優勝 吉田(京都)

第三位 大野(大分)

第四位 石川(栃木)


●成年男子形

優勝 古川哲也(新潟)

準優勝 曳汐(大分)

第三位 桑子(愛知)

第四位 土屋(岡山)


●成年女子形

優勝 諸岡奈央(神奈川)

準優勝 図師(大分)

第三位 酒居(京都)

第四位 矢野(山梨)



以上の結果となった。

初日と同様、地元選手の入賞が目立つ。

これについて様々な議論はあるだろうし、個人的にも思う所はあるが、

それをここに書いても生産性ゼロなので省略する。

たまに空手専用BBSなどで国体や全空連の批判を目にするけれども、

いくら書き込んでも何一つ変わらないのは明らかなので、

あんまりシンパシーを抱いたことがない。

本当に言わないといけない事が出て来た場合には、

覚悟を決めて直談判のカードを切る方が早いし。

まあ、リスクもバンバンある訳だが。


で、話を元に戻して、何より凄いのは荒賀龍太郎だ。

ついに高体連の伝説となる高校八冠を達成してしまった。

恐らく彼の記録に並ぶ者は二度と出て来ないと思われる。

大会二連覇、または春夏連覇でさえ相当な偉業なのに、

一年夏のインターハイから三年秋の国体まで連覇するとは…

この先、いったい彼は何処へ向かうのだろうか。

来月の世界大会、団体戦での起用はあるのだろうか。


そして、少年女子組手では月井隼南が三回戦で敗退してしまった。

試合を見た訳ではないので何とも言えないのだが、

ここで腐らずに更なる飛躍を遂げてほしい。


最後に、華頂の吉田にはミス準優勝の称号を与えるべきだと思う。


明日は団体戦の三回戦~決勝が行われる。

どんな結果になるのか非常に楽しみだ。

●成年男子組手 軽量級

優勝 井出義仁(大阪)

準優勝 土井(大分)

第三位 藤村(埼玉)

第四位 中村(東京)


●成年男子組手 中量級

優勝 福田浄円(大分)

準優勝 中村(石川)

第三位 青柳(千葉)

第四位 田辺(新潟)


●成年男子組手 重量級

優勝 井渕智(山口)

準優勝 三浦(北海道)

第三位 香川(福島)

第四位 近藤(大阪)


●成年女子組手

優勝 小林実希(三重)

準優勝 岡野(大分)

第三位 辻村(香川)

第四位 高谷(青森)


●少年男子形

優勝 宮崎健太(大分)

準優勝 前田(京都)

第三位 大木(千葉)

第四位 篠原(新潟)


●少年女子形

優勝 大野ひかる(大分)

準優勝 鶴山(大阪)

第三位 松浦(山梨)

第四位 保田(広島)



以上が初日の結果である。

例年のことながら地元選手の上位入賞が目立つ。

それにも増して成年男子では近大(現役・OB)選手の活躍が目覚しい。

今回は世界大会の出場選手が国体には出ていないため、

実現されなかった対決もあり、その点では少々残念な気もする。

特に成年女子組手決勝で圧倒的な強さを発揮して優勝を果たした小林実希と

日本代表メンバーとの対決を見てみたかった。


さて、今日はどんな試合が展開されるだろうか。