" かぶ" と "アールグレイ" のカクテル「皓明」 | BAR white L(ホワイトエル)のブログ

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天神橋最南端のBARです。
「身近で温かいオーセンティック」
をコンセプトに下町のbar文化を発信していく所存です。
心地良く背筋を伸ばし、限りなく心に寄り添う。
white Lはそんなお店でありたい。

BAR white L
ほぼ無休 18時〜4時
大阪市北区天神橋1-10-9 2F

皆様こんばんは
或いはおはようございます



ブラックフライデーにのっかり
ここぞと言わんばかりに爆買い
散財に散財を重ねて
財布の中身はすっからかん
実のある買い物は
加湿器とファイアスティックのみ
安売りに弱い   カズアキです



はい、では少し遅くなりましたが
12月のカズアキカクテルのご紹介を!
今回はちょっと甘いデザート系

"かぶ" と "アールグレイ" のカクテル

「皓明」¥1,200

こうめいと読みます


12月は師走
師、先生と呼ばれる人ですら走る、忙しい月
「趨走月(すそうづき)」、「師馳月(しはせづき)」、「師趨(しすう)」とも言われます

ここで言う「師」は
この時期に仏事が多く行われる僧侶であるとする説、寺社で参詣者の案内をする御師(おし、おんし)とする説、教師であるとする説など
色々あるそうで




何かと忙しくなる年末12月ですが
冬の寒さも深まり、空が明るく清らかだということで「天皓(てんこう)」との呼び名もあります

「皓」の字は、美人の形容で「明眸皓歯(めいぼうこうし)」にもあるように、「白」や「白くかがやく」の意味を持つため雪のイメージも感じさせます






さて、話は変わりまして

スズナ(かぶの葉)は春の七草にもかぞえられ、かぶ(実)とともに冬の季語

日本へはかなり古い時代(弥生時代の説がある)に中国大陸、または朝鮮半島から持ち込まれたとされています

古代中国でも、春には苗、夏には芯、秋には茎、冬には根をそれぞれ食用とする野菜として重要視されており、痩せて乏しい土地でも良く育つため、かの中国の軍師 諸葛孔明が行軍の先々でかぶを作らせて兵糧にしていたのだとか

その逸話からかぶのことを「諸葛菜(しょかつさい)」と呼称するそうな





とまあそんな感じで、今月のカクテル名は「皓明」とさせていただきました

今回はフレッシュではなく、トロトロになるまで火を入れたかぶのペーストを使います
かぶの味を邪魔しないようにベースはウォッカ
底に沈めたハーブ香るアールグレイジュレと共にお召し上がりください