12月4日(月)5日(火)は店休日、6日(水)〜は今年最後のオールドボトル! | BAR white L(ホワイトエル)のブログ

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天神橋最南端のBARです。
「身近で温かいオーセンティック」
をコンセプトに下町のbar文化を発信していく所存です。
心地良く背筋を伸ばし、限りなく心に寄り添う。
white Lはそんなお店でありたい。

BAR white L
不定休 18時〜4時
大阪市北区天神橋1-10-9 2F

12月に入った途端、団体様が増えました。
忘年会ですね。以前は大規模単発、今は身内で複数回。形は変えど『文化』は失われません。
コロナだろうが、ネット社会だろうが、この世から飲みにケーションは淘汰されない。
商店街端のオーセンティックを守り続けて17年目、鈴木です。


明日12月4日(月)5日(火)は店休日を頂きます。

6日(水)〜は今年最後の「オールドボトルの週」‼︎
当店が16年コレクションを続けたオールドボトル(1980年代以前に流通した洋酒達を中心とする終売品)から一本選び、毎月第1週にお値打ち価格で提案する不動の人気企画です。

今回は年末らしくレア酒を。
1980年代流通のサントリーウイスキー‼︎



サントリーリザーブ ブックボトル 1980年代流通品
¥1400/shot

今では3千円程で手に入るお手軽ジャパニーズウイスキーですが、80年代のリザーブは別物。
高度成長〜バブル絶頂、豊かな時代の豊かな一本!

そもそもリザーブは、創業者・鳥井信治郎から社長の座を就いだ佐治敬三が大阪万博を翌年に控えた1969年に、世界に通用するウイスキーとして造り上げたサントリー渾身のブレンデッドウイスキー。
世界各国の人間が訪れる万博にパビリオンを出展したサントリー。「国産品ではなく国際品」を謳うリザーブと共にジャパニーズウイスキーを世に知らしめました。
この時期から早くも『世界』を見据えていた。
リザーブはその礎なのです

現行品は白州がメイン原酒。
対して80年代のリザーブは山崎のモルトウイスキーを主にブレンドされた全くの別物。
一時、グレーンウイスキーの品質問題で少し迷走したそうですが、この一本は問題ありません。
ブックボトルで発売された、時代を象徴する限定品です。

山崎由来の円やかな甘味と爽やかな余韻。
華やかで軽やか。
当時の「スコッチ」とは一線を画す優しい味わいです。

40年前。今日より明日が明るい事を皆が確信した、心豊かな時代。
一杯のタイムスリップをお楽しみあれ。