10月1日から土日祝の大阪府下主要道路で、赤信号のタイミングが変わるそうです。
国道1号線や中央環状線などが対象。
交通量の少ない時間帯の速度超過を減らすのが目的で、法定速度を守らねば鬼の様に信号に引っかかる仕組みですね。
じゃあ法定速度のジャスト2倍で走れば良いんじゃないか?なんて考えはやめましょう。
25年以上免許は青色、鈴木です。
明日10月2日(月)は店休日を頂きます。
今週は月曜のみお休み、火曜日は営業しますよー‼︎
そんな訳で10月3日(火)〜のオススメを御紹介!
毎月第1週は「オールドボトルの週」。
今回も1980年代に流通した一本をお値打ち価格にて御用意致しました。
メタクサ・ファイブスター 1970年代流通品
¥1200/shot
50年前のギリシャの極甘口ブランデー‼︎
1888年、「スピロ・メタクサ」が発売したギリシャブランデー。
ギリシャ最古の蒸留酒メーカーにして現在も同国の酒で最大の輸出実績を持つ、メタクサ。
その香り、味わいは、いわゆる『ブランデー』とは全く異なる唯一無二の蒸留酒。
より甘く、より多彩な香りを持ち、それでいてリキュールよりドライ。
「甘強い酒が飲みたいんやけど、甘過ぎるのも嫌」
私はバーで頻繁にそんな衝動に駆られます。
その日の飲み納めが多いかな?
メタクサは100%思いに応えてくれる酒。
当店では現行品の長期熟成物「メタクサ・グランドファイン」を取り扱っております。
しかし、この一本はオールドボトル!
私ね、オールドリキュールが大好きなんです。
古い物程より甘く、濃く、トロミを伴う。
口にすれば官能を超えて恍惚とする。
そしてオールドブランデーも好き。
特にコニャックブランデーは限りなく深い。
余韻が何時迄も続き、言葉を失う。
オールドボトルのメタクサはその両者の側面を持つ訳ですよ。
たまりません。
ワインを単式蒸留器で二回蒸留して熟成。
そこにマスカットワイン、バラを始めとした花や香草のエキスと甘味料を加えて更に樽熟成します。
ファイブスターは五年以上の熟成期間が設けられているとか。
グラスで開く甘さと香りに酔いしれる。
正に官能。
で、このメタクサは何時の流通品なのか?
年代推測の決め手が無い。情報が少な過ぎる。
ネットでメタクサのオールドボトルはちらほら見かけますが、、明確な判断基準が分からない。
「従価税率適用」や「ブランデー特級」表記がありますので、最低でも1989年以前の流通品なのは間違い無いのですが...。
情報を求めてボトルを隅々まで調べてみると...
あった‼︎
多分、これは、大阪市北区の人間しか気付かない。
輸入業者の所在地が
「大阪市北区道本町〜」
「道本町」なんて聞いた事無い。
恐らくこれは住居表示制度に伴って変更された旧町名。
調べてみると、ビンゴ‼︎
現在の「中崎西」は昭和53年(1978年)迄、道本町と呼ばれていたそうな。
そんな訳でこのメタクサは、1970年代の流通品だと推測出来ます(60年代の特徴は無い)。
限られた情報で謎解き。
オールドボトルのミステリーは、楽しいですね。
ちなみにメタクサは、宇宙で初めて飲まれた酒!
南森町の小宇宙、商店街端の二階バーで、70年代のギリシャブランデーは如何?