グレンアラヒー10年カスクストレングス・バッチ5‼︎ | BAR white L(ホワイトエル)のブログ

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天神橋最南端のBARです。
「身近で温かいオーセンティック」
をコンセプトに下町のbar文化を発信していく所存です。
心地良く背筋を伸ばし、限りなく心に寄り添う。
white Lはそんなお店でありたい。

BAR white L
ほぼ無休 18時〜4時
大阪市北区天神橋1-10-9 2F

12月の定休日を設定しなきゃ。
後日またブログにてお伝えしますが、取り敢えず6日(月)7日(火)8日(水)の三日間は店休日を頂き研修旅行へ出掛けます。行き先は勿論、「あの島」です。
ハイビスカスとプルメリアが好き、鈴木です。


明日からの「今週のオススメ」を御紹介‼︎

グレンドロナックをグレンドロナックたらしめた、『あの』ビリーウォーカーが造りし渾身のウイスキーを、一週間限定お値打ち価格にてお届け致します!

グレンアラヒー10年 カスクストレングス・バッチ5
¥1600→¥1400/shot

日本300本限定で発売されたグレンアラヒーのカスク物。

1967年スコットランド・スペイサイド地方で創業されたシングルモルトウイスキー蒸溜所「グレンアラヒー」。ゲール語で「岩の谷」を意味します。
アイル・オブ・ジュラやタリバーディンを手掛けたウィリアム・デルメ・エヴァンスが最後に設計した蒸溜所で、4基の単式蒸留器を用い主にブレンドウイスキー原酒を生産していました。
1989年にはペルノ・リカール傘下となり、やはりブレンド原酒に特化した蒸留所として稼働を続けた。
そして2017年、ベンリアックカンパニー創立者であるビリーウォーカーが買収。以降、シングルモルトウイスキーとしてのリリースが始まりました。

とまぁ、webや酒屋さんから得られるのは大概こんな情報。

うーん。『文字』って味気ない。
全ての情報をのっぺり並列化されると、頭に入り辛い。

創業年?ポットスチルの数?ブレンデッドウイスキー原酒に特化?
そんな事どうでも良くは無いけど、どーでもいー。

重要なのは、この蒸溜所を指揮するのが「ビリーウォーカー」やと言う事‼︎

トバモリー・ブナハーブン・ディーンストーン等の名門蒸留所を運営するバーンスチュアート社でプロダクションディレクターを務め、2004年以降はベンリアックとグレンドロナック蒸留所の責任者として舵取りを行ったシングルモルト界の天才プロデューサー、ビリーウォーカー。
彼が携わる銘柄は、例外無く伝統と良心を重んじた本物。
世界中のウイスキー愛飲家にとって、神様の様な存在なのです。
2016年にベンリアック・グレンドロナックを米ブラウンホーマン社(ジャックダニエル等を保有)に売却し再びフリーの身に戻った。
これは我々バーテンダーにとって悲しいニュースでした。個人的には今後のグレンドロナックが心配...。

しかし安心ござれ!

引退も噂されたビリーウォーカー氏ですが、未だ情熱は健在。
2017年グレンアラヒーを買い取り、バーンスチュアート社時代の盟友と共に再びシングルモルトウイスキーを造り始めました。

グレンアラヒーは多くの熟成原酒と多種の素晴らしい樽を保有しており、現在は買収前の原酒を組み合わせた物がリリースされています。
それでもワールドウイスキーアワードでベストシングルモルトを受賞する等、既にお墨付きの蒸溜所に。

ビリーウォーカーは、

『スコットランド人所有による、スコットランドに根ざした真の独立系スコッチウイスキー会社として、卓越したウイスキーをお手頃なプレミア価格で市場に提供する』

を心情にしており、今後も素晴らしいシングルモルトを適正価格で我々に届け続けてくれると信じております。

この一本は、正にワールドウイスキーアワードを受賞したカスクストレングスの最新作。
そもそも「カスクストレングス・バッチ5」なんて名称が、モロにグレンドロナックを彷彿させられて期待せずにはいられませんよね!

ペドロヒメネスシェリーパンチョン、オロロソシェリーパンチョン、ヴァージンオーク、赤ワイン樽(スペインの高級ワインであるリオハワインの物)で熟成された4種の原酒から厳選してブレンドされた55.9%のカスク物。
世界3500本限定、日本には300本のみ輸入された希少品です。

思いの外ビターでパワフルなテイストに、ハチミツやシナモン、オレンジビター、ダークチョコレートのニュアンスが組み合わされたリッチな一杯‼︎

ビリーウォーカーの美しいウイスキーをお楽しみ下さい。