一生の糧になる経験を嵐山でしてきました | BAR white L(ホワイトエル)のブログ

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天神橋最南端のBARです。
「身近で温かいオーセンティック」
をコンセプトに下町のbar文化を発信していく所存です。
心地良く背筋を伸ばし、限りなく心に寄り添う。
white Lはそんなお店でありたい。

BAR white L
ほぼ無休 18時〜4時
大阪市北区天神橋1-10-9 2F

皆様こんばんは   お疲れ様です





5月10日 我らが沖縄が

(北部、西表島に加えて奄美大島と徳之島も)

ユネスコにより世界自然遺産に

2018年から推薦はあったのですが色々あり

更にコロナの影響で一年延び、、

2011年の小笠原諸島以来5件目の

世界自然遺産です

文化遺産を含む日本の世界遺産では

なんと24件目だとか

休業に入り最近ようやく

自然を愛でる文化ができた カズアキです




いや〜、嬉しい事ですな( ̄▽ ̄)

正式な決定は7月後半らしいけど





3月後半、京都で一瞬時短が解けた瞬間、

ほんとたまたまなんですがそのタイミングでマスターに「京都吉兆 嵐山本店」へ連れて行って頂きました!

今日はその時の話を少し



3月25日、嵐山吉兆行くから今日は店休みや〜

南森町駅で待ち合わせをし、嵐山へ



今年は桜が早かったですな〜


満開の桜と渡月橋を前に食前酒を頂き、、

酒飲んでるのは我々だけでした

着席すると何故か皆様、はけていってしまいます

お陰様で屋外イートインスペースは寂しく貸し切りに

「ちゃうねん、これから吉兆行くねん。やんごとない予定があんねん。」と内心思いながら

いざ、吉兆へ!!


いやさすが、立派な門構えです

近づくと二人の屈強な門番の方が

「ご予約はされていますか?(ほんまに客ですか?)」と


もちろんです

冷やかしちゃいます

ちゃんと予約し、客として近づきました


部屋に通され



オリジナルのマスクケースのプレゼントが

いやあ、時代ですなー



桜湯を飲み酒を注文してお料理スタート


先付け


アブラメの椀
一般的にはアイナメと呼ばれており、漢字で書くと「鮎並」「鮎魚女」となり鮎と同じように縄張りを持つことからきているそうな
青森県をはじめ、大阪、京都、香川、徳島など主に関西ではアブラメと呼ばれます



美味しく頂いた後、空いた椀を下げてくださるタイミングで今回従事された方が
「お出汁の具合はいかがでしたか?」と



本日の一大イベントキターーーッ



『椀』が出た後に女将がいらっしゃり、出汁のお味を伺われる
その時の客の対応で後のお出汁の味を調整する
それが料亭ならではのサービスだ

という話は聞いてはいたのですが
あまり料亭へ行く機会の無い私は噂程度でしか知りませんでした


じゃあ、もっと○○してくれって注文をつけるとその後お出汁の味は変わるのか?
いやいやいや 笑笑
椀は料亭のお料理のメインディッシュ、
(マスターからの受け売り)
要は、その店の顔
(マスターからの受け売り)
そんな椀を出した後に本当に出汁のお味加減を問われる事なんてあるのか?
(マスターからの受け売り)

しかもここ、嵐山吉兆ですよ⁉︎
そこらのあれとちゃいます
我々は嵐山吉兆さんの味を味わいに来たんです
濃かろうが薄かろうが、美味かろうが不味かろうが関係ないんです!
そのまま続けて出してこんかい!って




まあ、そこで文句をつけるというよりは
お味如何でした?
美味しゅうございました
ってのがテンプレで儀式なんでしょうが
まさかほんまに聞いてくるとは 笑笑



なんて思いながら美味しかったです
って顔を準備してたのですがここでマスターの一言

(´・Д・)「もうちょっと薄口でもええかな」


( ゚д゚)
( ゚д゚)( ゚д゚)
( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)
ここ、嵐山吉兆ですよ⁉︎
従事の方も言葉失ってはりました 笑笑



ともあれその一言のお陰で私の緊張もほぐれ
その後の若竹煮がめちゃくちゃ美味しかったです



暫く座椅子で遊んでいると


見事なまでに装飾された八寸?が
「はい、お写真撮らはるんでしたらどうぞ〜」
撮りましたとも
いやあ、見事ですね
見事に「下品」で我々の求めていた所を的確に突いてくる
(もちろん良い意味で、です)


そしてここでまさかの出会いが
鮎やんっ!!
琵琶湖の小鮎!!

琵琶湖の鮎はそこまで大きくならず
稚鮎サイズですがこれが成魚なんですね
禁漁期間は9月1日〜11月30日の間で
2〜6月が琵琶湖の小鮎シーズン
まさしく今が旬!な食材

小さいけど、稚鮎ではなくちゃんと成魚の鮎の味がする〜
しかもこのサイズでちゃんと串打って焼いてはるやん!
すごい労力ですなあ
鮎好きの我々にはたまりません
これだけでもう全部幸せ


鮎の余韻を引きずりながら
デザートの最後の最後まで酒飲みました



その後、時短の明けた京都の酒を飲み尽くそうと数件ハシゴした結果見事に終電を無くし急遽一泊しましたとさ

終わり















少しちょけた感じで書きましたが
人生の財産になる経験をさせて頂きました
本当にありがとうございました
天敵の「海老」入りご飯を流し込むマスター