伝統の「苺コアントロー」 | BAR white L(ホワイトエル)のブログ

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天神橋最南端のBARです。
「身近で温かいオーセンティック」
をコンセプトに下町のbar文化を発信していく所存です。
心地良く背筋を伸ばし、限りなく心に寄り添う。
white Lはそんなお店でありたい。

BAR white L
ほぼ年中無休 18時〜4時
大阪市北区天神橋1-10-9 2F

はや、三月も「中旬」ですね。
昼は服装次第で汗ばむ。朝は服装次第で凍える。
そして、不規則な雨。春の訪れは力強いです。
五月生まれ、夏男。鈴木です。

明日、11日月曜〜の「今週のオススメ」をご紹介‼︎
私の担当です。題して、「マスター・鈴木の週」‼︎

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伝統の苺コアントロー
¥1000→¥900/shot

自家製苺リキュールです。
数年前から続く、BAR white L春の風物詩を今年も仕込みました。

世の中には数多くの「いちご商品」が御座います。苺シロップ、苺ジャム、そして、苺リキュール。

其れ等も勿論美味いのですが、少し過剰と言うか化合と言うか、不自然な味わいの物が多い。
だって苺より苺の味がするんだもの( ̄▽ ̄)
まぁ、少量でインパクトを出す為には仕方ないんですけどね。香料等で香りを強化する訳です。
市販の苺リキュールはカクテル材料としては優秀ですが、そのまま飲むのはちょっと...。

じゃあ、自然な苺リキュールを造っちまおうやないか。

なる発想から生まれたのが、この苺コアントローです。

造ると言ってもアルコールの生成から手を付けると違法ですからね。既存のお酒に苺を漬け込んで仕込みます。
通常BARの漬け込み酒はウォッカを使うのですが、当店では苺に関してはフランスのリキュール「コアントロー」をベース酒に用います。苺の自然な香りはそのままに、甘みと複雑な香りがプラスされるので非常に優秀!
元は透明なリキュールですが、苺の色素が出てピンク色に染まっております。
完全天然色!

コアントローはホワイトキュラソーと呼ばれるオレンジ皮のリキュール。以前のキュラソーはかなり甘みの強い酒でしたが、コアントロー社がドライな物を発売しその後他のメーカーも追従しました。今日のホワイトキュラソーの礎を作った歴史的にも重要な酒です。

それ故、数々のスタンダードカクテルに使用されています。当店店名の由来「ホワイトレディ」もコアントロー無しには創れません。

そんなコアントローを指定するカクテルを苺コアントローに切り替えても素晴らしいですよ。
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今回はコアントローをメインに「コンビエ・ソミュール」なるもう一種のホワイトキュラソーも少量混ぜて仕込みました。此方、菓子職人が手掛けたホワイトキュラソーでして、実はコアントローより歴史が古く、よりドライ。

昨年より一層ドライに、一層複雑に仕上がりましたよ‼︎

ストレートやロックは勿論、個人的にはソーダ割りなんかもオススメです。

甘く爽やかな一杯をお楽しみ下さい‼︎