水、木はオールドボトル解放Day! | BAR white L(ホワイトエル)のブログ

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天神橋最南端のBARです。
「身近で温かいオーセンティック」
をコンセプトに下町のbar文化を発信していく所存です。
心地良く背筋を伸ばし、限りなく心に寄り添う。
white Lはそんなお店でありたい。

BAR white L
不定休 18時〜4時
大阪市北区天神橋1-10-9 2F

月末の月曜日。
何か感覚がおかしくなりますねー。
いよいよ7月!後日天神祭案を発表します( ̄^ ̄)ゞ
花火が見たい、鈴木です。

水、木曜日は私のオールドボトルコレクションの解放日!
今週は...
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HERMES Creme de Violette 1960~1970
ヘルメス クレームドバイオレット 1960~1970
¥1500→¥1000/shot

今週はねぇ、チョット凄いですよ。

極上のリキュールです‼︎

「ヘルメス(エルメスではない)」はサントリーのリキュールブランド。
高級ラインのリキュールは、海外輸出を考慮して「サントリー」ではなく「ヘルメス」の名でリリースされます。
ヘルメスとはギリシャ神話の商業貿易を司る、神。
意気込みが感じられますね。

今回ご紹介は、ヘルメスの名でボトリングされた「ヴァイオレット」。
日本ではヴァイオレット。
フランスでは「Parfait Amour/パルフェ・タムール」の名で知られます。

スミレのリキュールです。

ニオイスミレを主体にバラ、アーモンド、バニラなどで、造られる。
青や紫の色をした美しい酒!

1760年フランスのロレーヌ地方で誕生し、その色や香りから
「飲む香水」
と崇められました。
当時の貴族はこの酒に媚薬効果があると信じていた事から
パルフェ・タムール=完璧な愛
と呼ばれるようになったそうです。

日本ではカクテル
「ヴァイオレット・フィズ」
が一世風靡した時代がありました。

美しい色と妖艶な味は多くの若者を魅了し、日本のカクテルブームの火付け役となります。

そしてこのヴァイオレットは正に、ヴァイオレット・フィズ時代を築いた一本なのです‼︎
サントリー「中之島」時代の超オールドボトル!
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勿論そのまま飲んでも美味!
オールドボトル特有のトロリとした味わいと、リキュールと思えない余韻の変化、味わい。
決して今のリキュールでは感じ得ない特徴があります。
エキス分45%、アルコール30%
あのボルスですらエキス分30% アルコール27%ですから、当時のヘルメスヴァイオレットが如何に濃厚であったかが知れますね。

カクテルにするならやはり、ヴァイオレット・フィズ!
往年の味は、知れる内に知るべきです!
若しくは、「ブルームーン」なんかも、素敵。ジンとヴァイオレットとレモンのカクテルですよ。

両者共に共通して言える事は...
とにかく、「.色が美しい」‼︎
目を見張るような紫色のカクテルが出来上がります。

white Lでは通常「モーリン社」のパルフェ・タムール」を使用しますが、両者の色の違いはこんな感じ。
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左...ヘルメス・ヴァイオレット
右...モーリン・パルフェ・タムール

カクテルにするとより、鮮やか。
white Lは店内が暗いので分かり辛いかもしれんけどww

時代を築いたカクテルにするも良し
そのまま飲んで妖しさに包まれるも良し

是非お試し下さい。

水曜日、木曜日の限定販売で御座います。