5日、都内のホテルにおいて、昨年地方競馬で活躍した馬および関係者を表彰する「NARグランプリ2008」が行われた。

 開口一番に「オーナーや厩舎関係者のみなさん、応援してくださったファンの方々に心からお礼を申し上げたいです」と感謝の意を表したのは、地方競馬の若きリーダー、大井の戸崎圭太騎手(28)。

「(最年少での最優秀騎手賞受賞は)とても嬉しいことです。1つ1つのレースで、1つでも上の着順にという気持ちで乗りたいです。今年も前年(の勝ち鞍)を上回れたらと思っています」と抱負を語った。

 その戸崎騎手が主戦を務めるフリオーソ は、2年連続の年度代表馬。フリオーソとの接戦の末に川崎記念を制したカネヒキリ は、新設のダートグレード競走特別賞に輝いた。

 2年以上のブランクを経て見事に復活したカネヒキリ。休養中に北海道の牧場に何度も会いに行ったという金子真人オーナーは「一戦一戦ハラハラしていました。よく頑張ってくれました」と愛馬を労い、「フェブラリーSの後はかしわ記念、帝王賞へ」というプランを明かした。

 それを聞いたライバル・フリオーソの川島正行調教師は「楽しみができました」と、地元での再戦に意欲満々。戸崎騎手からも「騎手の言うことを聞いてくれ、どんなレースにも対応できる馬です。川崎記念であれだけのレースをしてくれましたし、いつか負かせると信じています」と自信がチラリ。

 中央の雄と地方の雄のガチンコ対決は、もうすでに始まっている。

打倒カネヒキリへ向け、戸崎圭太騎手も意欲満々
 「Mr.PINK(ミスターピンク)」こと内田利雄騎手(47)が、「マカオG1制覇&韓国釜山リーディング」という記録を引っ提げ、4年ぶりにNARグランプリ(5日、都内のホテルにて)の舞台に帰ってきた!

内田:「アンニョンハセヨ~」
司会者:韓国語は分らないので日本語でお願いします(笑)。
内田:かしこまりました(笑)。
と、さっそく会場を沸かせた内田騎手。

「(受賞できて)感無量です。自分の所属していた競馬場がなくなてしまったので(05年3月に宇都宮競馬が廃止)、こういう賞をいただくことはもうないだろうと思っていました。この場に戻ってこられて嬉しいです」と、喜びを語った。

 韓国へ渡った経緯を聞かれると「NARの方から、韓国競馬での騎乗募集がきていることを聞きました。しかし、25~40歳という年齢制限があり、これは年齢詐称でもしないと無理だなと(笑)」の言葉に、会場から再び笑いが。

 知人の援助を受け無事に釜山へ向かった内田騎手だったが、「行って1か月ほどは3勝と活躍できなかったので、リーディングを獲れるなんて考えてもいませんでした。しかし、ちょっとしたことがきっかけで、その後は自分でいうのも何ですが快進撃でしたね(笑)」と笑顔。

 6月から再び韓国・釜山での騎乗が決まった内田騎手。

 それまでは、南関での騎乗、騎手免許の更新、北海道のBTC(軽種馬育成調教センター)で調教の勉強、門別競馬場へのスポット参戦…と、つかぬ間の日本滞在は大忙しのようだ。
 JRAは5日、06年の青葉賞(GII)を勝ったアドマイヤメイン (牡6、栗東・橋田満厩舎)が、同日付でJRA競走馬登録を抹消したと発表した。今後種牡馬となる予定だが、行き先については未定。

 アドマイヤメインは、父サンデーサイレンス、母が97年クイーンS(GIII)を制したプロモーション(その父ヘクタープロテクター)という血統。03年セレクトセールにて1億3900万円(税抜)で落札されていた。

 05年9月にデビューし、06年毎日杯(GIII)で重賞初制覇を挙げると、続く青葉賞で2着に4馬身差をつけ逃げ切り。日本ダービー(GI)ではメイショウサムソンの2着に入った。秋の菊花賞(GI)では大逃げを見せ、レコード勝ちしたソングオブウインドから0.3秒差の3着に好走。しかしその後は精彩を欠き、最後のレースとなった昨年10月のアイルランドT(OP、5着)後に左前浅屈腱炎が判明。9か月以上の休養を要すると診断されていた。通算成績22戦4勝(うち海外1戦0勝、重賞2勝)。