バレーボールの話です。

 

「叱る」ということについて考えてみたいと思います。長くなりそうなのでシリーズにしたいと思います。なので1です。

決してブログネタがないからではありませんw

 

一言で叱ると言っても多種多様。ある程度の限定が必要と思われます。なのでバレーボールの指導において、というくくりでまずは考えようと思います。

 

1 何があっても叱らない

2 悪い行為のときだけ叱る

3 「悪」ではないが良くない行為のときも叱る

4 良い行為だけれど最善ではないので叱る

 

叱るということを叱られる相手の状態によって考えると、大雑把にこんな感じでしょうか。

現在、叱るのは良くないという風潮が主流になってきています。その場合は1をイメージされていると思います。

ですがクラブチームにおける指導の立場・立ち位置を考えると、最低でも2でなければ成り立ちませんし、叱られる本人のためにもならないと思われます。

1で大丈夫、という方は子供に悪い行為を認識させ改善させるという気持ちを持っていないのではないでしょうか?

アドラー心理学でいう課題の分離(正しいことを教えるけれどそれを実行するかどうかは本人次第)これは大人相手なら正論ですが、まだ未熟で経験の少ない子供相手に常に適用するのはただの放置です。

未来への予想がなければ誰でも楽なほうを選びます。大人は楽をしたらあとが大変なのを知っているから苦難の道を選ぶのです。

子供は知りません。

 

ある子は、練習がきつくなるとトイレに行きます。ヒドイときは30分帰ってきません。

教え、諭します。励まして上手くなった未来予想図を話し、描かせようとします。

でもダメ、何度やってもダメ。さて、この子を叱らないで練習に参加させられるでしょうか。

 

クラブチームは商業目的の習い事ではありません。本人のためにもならず、ましてや他の子のためにもならない行為を続ける子供をチームにおいておく理由はありません。当然辞めてくださいとなります。

ですがいきなりそれを言うのか、その前にしっかりと叱るのか、どちらが良いでしょうか。

私は言うまでもなく後者だと思います。

 

叱られて嫌な気持ちになる、だけどやらないとまた叱られるからトイレにこもるのをやめる。やがてトイレに行かない分上手くなる。仲間にも認められる。

そこまで行かなくても、甘えて楽をした場合に叱られるということを知る。悪い行為は叱られる。犯罪行為は罰せられる、世の中の基本です。それを知れる。

叱るという行為だけを見て良いか悪いかは判断できないと思うのです。

なのでどんなときも叱らないというのは、私は違うと思います。

 

長いので続きはまた今度。長いシリーズになりそうw