天津赴任中のヤンヤンです!
日本で中国赴任の準備をされている方の為に、なかなか日本で情報を得られない最新の天津事情をお伝えします。毎日ブログを更新していますので、各テーマ別にファイルしている過去の記事もご参考ください!!


現在私は天津でまったく日本の連ドラを見てません。
だから日本の芸能界のことがさっぱりわかっておりません。
NHKの大河ドラマも朝ドラも何も見てないので、さっぱりわからないです。
そんな中、WOWOWの中国歴史ドラマ2作品だけは毎週欠かさず見ております。

一つは大映画スターのチャンツイーイーの初主演ドラマ「上陽賦~運命の王妃~」


ドラマの内容はこちら


陰謀渦巻く歴史物でとても面白い。

金もすごいかかってますし。

架空の中国の国の想定なんだけど、皇帝から長男、次男、三男が殺し合って権力をそれぞれ奪い合うって言う

ドロドロで、毎回ドキドキハラハラの展開で面白い。


もう一つは、実在する秦の始皇帝のお話。

この真ん中が秦始皇帝の嬴政。これもWOWOWです。

で、今回はこの左端の皇太后「趙姫」にスポットを当ててみます。



ドラマの内容はこちら


趙姫は、嬴政のおとん、嬴異人がお隣の趙の国で

人質生活をしている時に異人と出会い、

将来の秦の始皇帝、嬴政を産みます。

これは大人になった嬴政と趙姫。



でも下記の呂不韋が異人を趙から連れ出し秦に脱出、戻ります。異人は当時の皇后の華陽夫人の庇護のもと秦の皇太子になり皇位を継ぎます。

残された趙姫と嬴政は趙の国で迫害され壮絶な悲惨な生活をしたそうで

秦の始皇帝の残虐性はこの幼少の頃に培われたとも言われてます。


そりゃあそうですよね。

人質にとってた隣の国の皇子にいきなり逃げられたんだから

残った母子は何されるかわかったもんじゃない。

まあそれにしても、妻子置いて自分だけ逃げ帰るって、

呂不韋の指示とは言え、ようやったよなあ異人も、って感じで。


まあ母子揃ってそりゃあ随分と性格ひん曲がると思いますよ。


これが当時の韓の国の豪商だった呂不韋。その後成り上がって嬴政の仲父(後見人)となり、秦国の丞相(総理大臣みたいな)の基盤を確立することになります。



秦の始皇帝嬴政は呂不韋と趙姫の子供だと言う話も、いろんなドラマのエピソードとして出てきます。

本作では呂不韋が涙を流しながら全否定しますけど、

そういう描き方のドラマが多いので、なんとなく私も絶対きっとそうに違いないって思えてきます。ドラマの影響ですね。

歴史上は呂不韋の妾だったとされている趙姫です。



趙姫はその後ロウアイという愛人を引き入れてやりたい放題。

二人の間に子供は作っちゃうはこの愛人を内閣官房長官みたいな要職に任命しちゃうわで、

でも大王の嬴政の母親の皇太后だから誰も逆らえなくて、

やりからかして(名古屋弁)ましたが

最後はバレちゃうんですね。




まあぶっちゃけ悪女伝説まっしぐらでとんでもない淫乱イメージの描き方なんですけど、


これがこのかつてNHK BSプレミアムでやってた「コウラン伝」では180度違う正義の味方ないいやつ星人に描かれています。

さすがNHK!

その趙姫が主役。

左側で趙姫を睨んでいるのが呂不韋。



でもこのドラマもベースはとても似てて

下の画像の左側の呂不韋と右隣の趙姫(このドラマでは李コウランと呼ばれてます)が恋仲だったけど、別れて、

その後、嬴異人と趙姫が付き合って嬴政を産むって設定。

だから呂不韋が趙姫にバックハグして今でも好きなんだーとアピールするなどして、

他のドラマよりもっと情熱的。



このドラマの趙姫は清廉潔白。

一本気で威勢が良くて闊達で天真爛漫。

ど淫乱イメージまったくなし。

むこうっきは強いけど、ひたすら正義。

真の強い、どんな悪にも染まらない、真っ直ぐな曲がったことが大嫌いな正義感で聡明。


でもね、中国歴史ドラマをずっと見てる私たちからすると

ちょっとー、これって前作の「エイラク」と全部おんなじキャストじゃん!主役二人がおんなじじゃん!周りのキャストもまったくおんなじじゃん!

おんなじキャラじゃん!ってことになるので。




ドラマの内容はこちら。

エイラクは清国の最盛期の皇帝、乾隆帝の第三皇后のサクセスストーリーのお話です。


そしてこれは私のエイラクに対する記事。

同じ時代を描いたもう一つのWOWOWドラマ「如意伝」との比較です。





エイラクの続編としてその配役とキャラをそのまんま引き継いでいるという。もうそれだけ。

石井ふく子プロデュース& 橋田壽賀子脚本ドラマで、沢田雅美と長山藍子と山岡久乃と奈良岡朋子と佐良直美が何をどう演じ分けようが、おんなじキャラなのと一緒で。
(あえて私は渡オニ世代ではないので。泉ピン子と赤木春恵と角野卓造は語れません。新しすぎる。見てません。えなりかずき君もよく知らない。)

限りなく同じキャラ、同じキャストなので。

これはちょっと史実とは絶対異なるのだろうなと感じてしまうわけです。

毎度毎度ピンチに追い込まれてもうダメだこりゃあどうにもならん!と絶望に追い込まれながらも
最後は大逆転で胸のすく、正義は勝つ!という結果になるというところは、水戸黄門的大活劇で面白いんだけど。

毎度毎度もうそのパターンやめてくれって言う話で(^^)
てことでこのコウラン伝も
我々はその最後の大どんでん返しを心待ちにしながらその最後の5分間を待つんですけどね。でもそれってエイラクと一緒やん、、という。
パターンが嬉しいって言うドラマ。
まさに橋田壽賀子ワールドとおんなじ。
どのドラマも同じ人が出てくる。岡本信人みたいに。
あ、さっきから昭和の人しかわからない役者さんの例えですなあ(^^)

このように秦の始皇帝を描いたドラマは他にもたくさんあって、
だいたいの描き方は始皇帝つまり嬴政は冷酷残忍で、その母の趙姫は性格のキツい悪役が多いんですけど

そういう意味では漫画「キングダム」も
割といい線行ってると思いますね。

キングダムの中で描かれる趙姫。まあマジで最悪。

性格悪いし、ど淫乱だし。
たぶん一番ひどい状況で描かれてる。
まさに救いがなくて一番エグくていい描き方かもしれません。



呂不韋も一番強い描き方ですね。

このビッグボスである絶大な権力を持つ当時の呂不韋に対して

嬴政がどうやってその後、権力を確立して、中国統一を果たしていったのか。

その足跡にとても興味があります。



目力弱い人がいっさい登場しないという、

漫画キングダムはそういう意味で初の快挙なのではないかな。

登場人物全員のキャラがすべて前に前に出てるっていう。後ろに隠れてるキャラが一人もいない。

珍しいアニメだと思う。


私は頭が悪いので歴史書を読みあさったりそんな勉学はせず単に、ドラマを見て、ふーんそうなんだあとお気楽に当時の嬴政を想像するしかないんですけども

人を信じず、ひたすら権力に固執した、その強い人物像はドラマや漫画で描かれているものよりもっともっと強い残虐なものなんじゃないかなあ。



秦始皇帝ウィキペディア


明の国を作り上げた洪武帝然り。

やはり王朝の初代皇帝は、残虐で殺しまくってその国を作り上げるわけで

陰謀に長けた、いくさの神様みたいな人がなるんだろうなあと思います。


まあ始皇帝はいいとして、


趙姫って男たちを手玉に取るほど、そんなにいい女だったのかな?ほんとに。


趙姫ウィキペディア


実物はそうでもねえな(^^)

怖そうな女っていうイメージしかないな。



だいたいのドラマが呂不韋の愛人と噂され

のちにロウアイとやりからかした女と言う、

え!こんなんで皇太后なの?いいの?この人?

と言う描かれ方だけど、

絶大な権力を持ってた、っていう設定。


中国歴史ドラマはこういった強い女同士のドロドロ劇が多く、日本の大奥のシリーズと似たようなところがあって面白いんですが


最近遠のいている韓流ドラマも、少しは勉強しようと思いまして

現在WOWOWでやってる韓流サスペンスの

「ペントハウス」を見てます。


一挙放送中なのでまとめて放送中。

ドラマの中ではペントハウスじゃなくて

「ヘラパレス」と呼ばれる超高級タワマンに住む人の確執を描いた愛憎サスペンスのジェットコースタードラマ。



この中でも、まあほんまにあんた、性格真っ黒やなあ、と言う、なんの救いもないぐらい、

一点の曇りもない悪の中の悪がいまして

この人。

キム・ソヨンが演じる「チョン・ソジン」。



とにかくドラマの中のほとんどは鬼の形相で吠え続ける、と言う、常にこうやってガン飛ばしてる役で、

いけすかないとか、腹立たしいとか、むなくそわるいとか、

そんなもん全部通り越して、ここまで悪に徹することができるならむしろあっぱれだよ、ってぐらい

徹底的な悪女で。


韓流ドラマ独特の見たあとどっと疲れる、

感情の激しいぶつかりあいのバトルが

毎回毎回えげつないっていう。


日本と違って中国や韓国のドラマ見てると

みんながみんな沸点低くて、すぐにブチギレて、

逆上するから。

は、激しいんですねえ、、、と

ドラマを見ながらも、国民性の違いを感じたり。


とにかくカーっとなったらそのへんに置いてあるゴルフクラブで家の中の壺を全部叩き壊しちゃうとか、そんな激しいシーンばっかりです。

日本はそこまでしないよ!っていう、もうこの家毎日ガラスの破片掃除すんの大変だなあってぐらいに、やりからかしてます。(この名古屋弁、とても便利で重宝する)


去年にシーズン3を終えたみたいですね。

WOWOWも今シーズン1を一挙放送していて

続いてシーズン2の一挙放送に突入するみたいですよ。



この顔!


もう皆さん、ほぼホラー映画の形相ですね。


もうドラマが強烈すぎて
朝起きてすぐに寝ぼけてる時は
「コマオー」「ケンチャナヨー」「パンデシ」「ビアネ」などと言ったドラマに使われる韓国語が自然と出てくるぐらい。
たぶん夢の中でめっちゃうなされてるんだと思います。(^^)



以前にも書きましたが
我が家はもともと韓流ファンの家族でして
「冬のソナタ」や「秋の童話」から見始めて
「チャングムの誓い」で韓流時代劇に入って、
どんどん時代劇を見るようになって
朝鮮李王朝にすごく詳しくなって
家族で何度もソウル旅行に行ったりするぐらいハマってまして。
そして天津赴任が決定してからは、お勉強を兼ねてここ数年は、中国歴史ドラマを見るように変わりました。

日本の人は皆さん三国志ファンの方が多いんですが
私は全然わかってなくて唐や明や清と言った大国として長く続いた国の方がドラマ化されているので
そっちの方が詳しいかもしれません。

北京・天津は清国のラストエンペラー皇帝溥儀とゆかりの深いところなので
ジョン・ローン主演の映画「ラストエンペラー」も見てほしいですが
天津で何年も赴任してから見ると
ベルドリッチ監督のハリウッド映画ですから当然みんな英語で喋ってるので
めちゃめちゃ違和感があって
できれば中国語吹き替えで日本語字幕で見たい、なんて思いましたね(^^)

こちらが天津の清王朝ゆかりの地





てなわけで、天津赴任を今後される方は

中国歴史ドラマを見てちょっとかじってから来られるといいかもしれません。

私もそれぞれの時代の首都にいつか訪れたいので

当然この秦始皇帝の咸陽つまり今の西安にも行きたいのですが

コロナ禍ではまず行けないです。


少し前まではいろんなところにふらっと国内旅行できたのにとても残念な時に赴任してしまいました。

来年以降徐々に緩和されるといいなあと思っています。今年はもう私は早くも捨てました。


今年は普通に飲み食いできること、

コロナにかからず健康に生きていること、

をありがたく感謝して、

少しでも前向きに、普段の生活を楽しみたいと思いますね。


生きてりゃ何とかなるさ!

そう思って頑張りたいと思う、単身赴任のジジイの独り言でした(^^)

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