原発稼働ままならぬ中で水力発電ダムはフル稼働しているようです。快適な都会生活してると想像できないことですが。
この日曜日に十津川村に入りました。山また山の十津川村には、「行く」というより
「入る」という表現が適切です。それほどに重畳たる紀伊半島です。
そんな山峡にあって、人知れず発電し続けるダムを見てきました。
[二津野(ふたつの)ダム DAM-DATA]
所在地:奈良県吉野郡十津川村
河川名:新宮川水系熊野川
型 式:アーチ式コンクリートダム
ゲート:ローラーゲート×7門
河川維持流量設備×1基
堤高・堤頂長:76m・210.6m
総貯水容量:4,300万m3
管理者:J-POWER
本体着工/完成年:1959/1962年
(管理事務所で貰った「ダムカード」より)
↑これは発電放流ではありません。河川維持のための放流だと思います。
[十津川第二発電所(二津野ダムの発電所)](今回は行ってません。)
発電の区分:一般水力
発電形式(落差を得る方法):ダム水路式
発電方式(水の利用方法):調整池式
出力
認可最大出力:58000KW
常時出力:15000KW
水量
最大使用水量:75.00立方メートル毎秒
落差
有効落差:90.00m
(「電源開発株式会社 十津川第二発電所」より
http://www.suiryoku.com/gallery/wakayama/totukaw2/totukaw2.html)
↑発電形式「ダム水路式」における呑口(取水設備)。
ここからダムの水が取り入れられ、十津川第二発電所へ送られる。そして90mの落差を利用して発電される。
今回は発電所には行かなかったですが。
ダムサイトにある管理事務所。
職員の方からはダムカードを貰ったり、いろいろお話を聞けたりとありがたかった。
10メートル行って、ビビったので引き返した。(通行禁止にはなっていませんでした。)
ここのダム湖はオシドリ飛来地としてつとに有名です。オシドリの群れが確認できるかなと期待しましたが、それは叶いませんでした。
寡黙で偉大なるアーチダムが見れたので十分です。
おしまい