枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。

 2022年1月18日、枚方市議会は、令和4年1月緊急議会を開催。子育て世帯への臨時給付の所得制限解除などについての補正予算を審議、決議しました。

 

 なお、1月18日9時45分から本会議を前に議会運営委員会が緊急で開催され、補正予算の内容に含まれる妊婦への臨時特別給付事業費について、対象者を拡大する旨が示されました。

 

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 令和4年1月緊急議会 1/18 審議案件 

 

私なりの今回の審議のポイントを挙げます。

 

一般会計補正予算:補正後の一般会計予算額:約1,693.4億円

 今回の補正額:約12.6億円の増額

 補正後の総額:約1,693.4億円

 

本日の各議員と理事者との主なやり取りについてまとめてみます。(私の受け止めも含まれます)

 

子育て世帯への臨時特別給付事業費:9.4億円(市)

 

内容(内訳)

  • 国制度の所得制限以上および離婚等により国制度の給付対象外となっているの子育て世帯へ10万円を現金給付するための給付金:約9.3億円
  • 事務経費:約1,300万円

 

議員の主な質疑(要旨)

  • 制度の仕組みは?
    ⇐ すべての子育て世帯児童への支援するもの。所得制限を解除し、離婚後の実質的に子育てしている世帯に対しても支援する
  • 離婚後の子育て世帯に対しての具体的な手続き方法は?
    ⇐ 現在、制度設計を進めている
  • 今回の支援を決めた経緯は?
    ⇐ すべての子育て世帯に支援すべきではないかという意見が多数あったことから
  • 歳入は財政調整基金で手当てしているが、地方創生臨時交付金を活用するのか?
    ⇐ 地方創生臨時交付金を活用するため、今後国に申請する予定
 
 
妊婦への臨時特別給付事業費:約2.1億円(市)

 

内容(内訳)

  • 令和4年1月1日時点で妊娠中、または令和4年3月31日までに妊娠届出書等を提出された妊婦の方へ 10万円を給付するための給付金:2.0億円

  • 事務経費など:約900万円

 

議員の主な質疑(要旨)

  • この給付金の目的・対象者などは?
    ⇐ コロナ禍で影響が大きい妊婦への経済的支援を目的とし、今年度中に支給したい。対象は約2,000人を見込んでおり、市の把握している妊婦へは申請書を郵送する。また、電子申請も進める
  • 周知方法は?
    ⇐ 産科医院に協力を求める。SNSも活用する
 
 
階段昇降車経費:約1,000万円(市)


内容(内訳)

  • 新年度から階段昇降において配盧が必要となる児菫に対応するため、階段昇降車を整備するための経費
  • 小学校3校へ各1台(これらを含め枚方市立学校が保有する階段昇降車の数は稼働していないものを含め20台となる)

 

購入検討されている機種(ステアエックス)

 

議員の主な質疑(要旨)

  • 階段昇降車とはどういうもの?誰が操作するのか?
    ⇐ 車いすごと階段を昇降できるもの。研修を受けた教職員が2名以上で操作する
  • 現在の配置状況は?
    ⇐ 現在市内の小中学校に14台配置している
  • 今回購入するものはいつ設置されるのか
    ⇐ 新一学期の早期に使用できる予定
 
 
一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!

 

 未だになぞが多い子育て世帯への臨時特別給付金。枚方市としては、すべての子育て世帯に届くける制度になりました。担当部署的には、更に複雑な制度設計になっていることから、執行に当たっては取り残される世帯がないようにして頂きたいと思います。また、妊婦への給付金については、方向性は反対しませんでした。大阪府下で初とのことで目立つことはよいですが、まだ制度設計が最終段階でないことが気になるところ。最後まで確認していきたい。

 私は、一人ひとりが笑顔になる政策かどうか?未来の笑顔につながるのか?という観点、市民福祉の最大化という観点で政策を追求していきたいと考えます。