枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
2021年11月29日は、「市民福祉委員協議会」を控室にて聴いておりました。
なお、「市民福祉常任委員委員会」の所管は、市民生活部、健康福祉部および市立ひらかた病院に属する事項となります。
これまで、市民の健康づくりに寄与してきましたひらかたポイント事業の委託契約期間が、2022(令和4)年3月末までとなっていますことから、2022(令和4)年度からのひらかたポイント事業の展開について報告するものです。
令和4年度以降のひらかたポイント事業は、市民の健康増進に資する取り組みに特化した事業運営を基軸とし、市が主体となった事業展開を行っていきます。
- 健康増進のための取り組みの後押しとして、ポイントメニューの効果的展開
- ポイント活用の利便性の向上と交付団体の拡充
- 自治体マイナポイント事業を活用した利用店舗の拡大
- マイナポイント事業を活用されない方へも、ギフトカードへ交換できる選択肢を設定
- 健康経営・CSR(企業の社会的責任)活動等の健康づくりに関連する取り組みを行う市内企業、各種公益活動団体等によるポイントシステムの活用(交付)を拡大
- 公益活動団体等が取り組む健康への活動支援にもポイントが活用できるシステムの構築
2021(令和3)年12月 | 12月補正予算(債務負担行為の設定/2022(令和4) 年度〜2023(令和5)年度) ・現委託事業者への委託継続(2カ年/随意契約) |
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2022(令和4)年1〜3月 | 2022(令和4)年度以降の契約手続き ・自治体版マイナポイント事業への対応のための経費を含む ひらかたポイント事業経費の予算化(当初予算) |
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4月 | 新たな契約にもとづく事業の開始 | ||
9月 | 自治体マイナポイント事業によるポイント交換の開始 | ||
2023(令和5)年9月〜2024(令和6)年3月 | 新たな事業の検証・評価に基づく方針決定 | ||
各委員の質疑(要旨)
- 令和4年度以降の考え方は?
⇐ 広く健康に増進する事業をポイント事業としたい - ひいては国民健康保険や介護保険の使用抑制につながるのか?
⇐つながるよう考えている。また 国民健康保険特別会計、介護保険特別会計からもポイントへの負担を求めているし、今後も使っていきたい - 健康効果をどのように指標化するのか?
⇐ 達成評価指標については意味づけも含めて今後考えたい - 当初から協力頂いてきた店舗の負担は?
⇐ ひらかたポイントは店舗の協力があって成り立ってきたと認識てしている。引き続きアプリ上も含めて協力店舗のPRを行っていきたい - 高齢者お出かけ推進手帳の取り扱い変更についての市民への案内は?
⇐市民への案内はホームページや広報だけでなく、自治会等からも案内して頂けるよう取り組みたい - アプリ型に変更されたが使用状況は?
⇐ アプリ利用者 DL数5,221、ユーザー数 3,742人(うち65歳以上が84%)
今回の市民福祉委員協議会では、3つの案件がありましたが、それぞれに各議員から活発に質問がありました。今回も私が気になったのはポイント事業です。未だになかなか市民に馴染んでいません。何度も言っていますが、何が目的か、行政として健康増進とは何なのか、本当にこのポイント制度を健康に結びつけることができる因果関係を示すことができるのか?できるならば、2つ目の案件であるPFS事業としてはどうか?などなど分からないことだらけです。一人ひとりを笑顔にする!施策になりうるか?測れる指標で評価を進め、行き先を定めていただきたい。健康アプリは大阪府にもあります。枚方市が提供するプラットホームが本当に必要なのか??とも思います。プラットホームに係るコストが膨大です。