枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。

 2021年9月1日は、「教育子育て委員協議会」に控室から聞き耳を立てておりました。

 

 委員協議会とは、常任委員会の所管区分ごとに構成されており、各定例月議会前に開催される市政に関する重要な事項などを協議するために開催されています。また、「教育子育て委員協議会」の所管は、子どもの育ち見守りセンター、子ども未来部および教育委員会になります。

 

 さて、今回の教育子育て委員協議会の協議案件は4件。

 どんな議論があったかお伝えします。

 

 
 教育子育て委員協議会 案件 
  1. ひとり親家庭への支援強化について
    • 枚方市公式LINEを活用し、支援制度など情報をプッシュ配信する
  2. 「就学前の教育・保育施設に係るひらかたプラン」における後期プランについて
    • 今後の保育需要減少時期を見据えた公立施設のあり方を示していく
  3. 新しい学校づくりに向けた取り組みについて
  4. 今後の中学校給食について
    • 枚方の中学校の給食のあり方をあらためて検討するため懇話会を設置し、意見聴取を行う

 

 

 

 

 

3.新しい学校づくりについて

 高陵小学校、中宮北小学校の学校統合へ、「令和2年度枚方市学校規模等適正化実施プラン【高陵小学校と中宮北小学校】」に基づき、2022(令和4)年4月に統合、2026(令和8)年度に高陵小学校敷地での新校舎の開校を予定しています。

 

2022年高陵小学校と中宮北小学校の学校統合に向けた取り組み

 高陵小学校、中宮北小学校の学校統合へ、「令和2年度枚方市学校規模等適正化実施プラン【高陵小学校と中宮北小学校】」に基づき、2022(令和4)年4月に統合、2026(令和8)年度に高陵小学校敷地での新校舎の開校を予定。

 

 

 

「新しい学校名」の選定

 2022(令和4)年4月の統合に向け、両校区の児童や保護者をはじめ、地域住民や教職員などから新しい学校名を募集し、寄せられた学校名(案)について、協議会で候補名を絞ったうえ、高陵小学校、中宮北小学校の両児童による投票を行った。
 新しい学校名(案)については、協議会での協議経過や児童の投票結果を踏まえ、市で最終選定を行った。学校名および留守家庭児童会室名については、条例で規定しているため、9月定例月議会にて関係条例の一部改正議案を提出する。

 

 

「新しい学校」の校歌

 令和4年4月の統合後の新しい学校の校歌については、地域の歴史、両校の伝統や校風を受け継いだ内容の校歌とすることとし、歌詞については新しい学校名決定後、公募を行います。

 

【校歌の歌詞選定方法】
枚方市新しい学校づくり協議会および作曲者(現在調整中)の意見を踏まえ、教育委員会が決定する。

 

 

中宮北小学校の校舎増設(仮設校舎)について

 現在、中宮北小学校の敷地内に増設する校舎の設計を進めており、2021(令和3)年10月下旬から工事を開始し、2022(令和4)年3月の完成予定。

 

スケジュール
 2021(令和3)年 8月   有識者による「高陵小学校と中宮北小学校の統合による新しい学校づくりについて(案)」の意見聴取
9月   「枚方市立小学校及び中学校設置条例」、「枚方市立留守家庭児童会室条例」の一部改正案を提出
10月   新しい学校の校歌(歌詞)を公募
    中宮北小学校において仮設校舎建設工事開始
2022(令和4)年 4月   統合校開校(中宮北小学校に仮設校舎を増設して学校運営)
2026(令和8)年度    新校舎完成、移転(高陵小学校敷地に建設)

 

 

 

各委員の質疑(要旨)

  • 子どもたちの交流事業は進んでいるのか?
    ⇐ 順次進めている。秋には更に、芋掘りなどのイベントを進めていく
  • PTAの統合はどのように?
    ⇐ 両校から約10名のメンバーでワーキングチームを作り、今後通学路のワーキングチームも作り進めて行きたい
  • 新校舎の配置について保護者の意見は反映されるのか?
    ⇐ 聞いていきたい
  • 学校名の投票について、多かった名前の案は?
    ⇐ 「あおぞら」「禁野」が多かった
  • 学校名の投票について、投票数は何件?何通りの案があった?
    ⇐ 222件の投票、96通りの案があった
  • 学校統合をする際について、通学距離の目安はあるのか?
    ⇐ 文科省としては4km以内としている。枚方市としては概ね2km以内と考えている
 

 

 
一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!

 

 今回は4つの案件がありました。一つ一つの案件に熱心な質問が飛んでいました。特に学校統合については、慎重に進める必要がありますが、学校名の決め方については拘る委員が多かった印象でした。私としては、これらの施策が、本当に子どもの教育環境の向上を目的としているのか、地域社会は活性化するのか、新型コロナによる社会変革を考えての施策なのか、様々な観点で誰ひとり取り残さず一人ひとりの今も未来も笑顔にしたい!という思いで進めて行くよう引き続き注視していきます。