枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。

3月5日に行いました令和3年3月定例月議会の会派を代表しての質問をまとめます。

項目が多いので、分割してアップしています。今回が最後です。

 

 要旨9 「行財政改革」について 
  1. 各種料金の納付の利便性を向上させる取組について
     ⇒ 枚方市役所全体で統一的なキャッシュレスの取り組みを!

  2. 市立ひらかた病院の地域医療支援病院の承認について
     ⇒ 市民の健康確保・増進に向けたさらなる取り組みを!

 

枚方市役所全体で統一的なキャッシュレスの取り組みを!

 

1.各種料金の納付の利便性を向上させる取組について

 

 
①ばんしょうの質問

 昨今のコロナ禍において、少しでも接触機会を減らす対策として、QRコードなどキャッシュレス化の必要性が高まっていますし、市民の利便性の向上に繋がるものと考えている。
 枚方市では、市税や国民健康保険料などの各種料金の納付については、既にクレジットカードやLINE Payなどのキャッシュレスの対応を行ってきたが、さらに利便性を向上させると市政運営方針には示されています。どのような取り組みをされるのか聞く。

①市長の答弁

 本市では、市税や国民健康保険料等の納付について、コンビニ収納の基盤を活用してモバイルバンキングやクレジットカード、LINE Payによるキャッシュレス支払いサービスを令和2年4月から開始しているが、そうした納付書による支払いのみならず窓口において、クレジットカードやQRコードによる支払いなど、社会全体においてキャッシュレス化が急速に進んでいる。
 本市においても対応を進める必要があると認識しているところであり、他市事例などキャッシュレスサービスの調査、検討を行い、導入に向けて取り組む。

 

ばんしょうの視点

枚方市役所全体で統一的なキャッシュレスの取り組みを!
 今年4月から市民税や国民健康保険料などでも、QRコード決済のシェアが高いPayPayでも支払えるようになるなど、拡充が進んでいるように思いますが、次は窓口における支払方法も重要です。税や保険料と同様にキャッシュレス化を進めていただきたいと思いますし、部署によっても、支払方法にバラツキがあれば、それは市民にとっては分かりにくく、不便であると思いますので、全庁統一的に進めていただきたいと要望しました。

 

 

市民の健康確保・増進に向けたさらなる取り組みを!

 

2.市立ひらかた病院の地域医療支援病院の承認について

 

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市立ひらかた病院は、令和3年度に「地域医療支援病院」の承認が見込まれている

 
①ばんしょうの質問

 市政運営方針では、「令和3年度には地域医療支援病院の承認が見込まれる」と述べられているが、市立ひらかた病院では、今年度は常に拡大する新型コロナウイルス感染症の脅威への対応に迫られてきた一年だった。そういった状況にありながらも、病院にとっての長年の目標であった地域医療支援病院の承認が見込まれる段階まで来ているということで、そこには大変なご苦労もあったかと思う。
 市立ひらかた病院が、地域医療支援病院が承認された場合、市民にとってどのようなメリットがあると考えか?また、この間の病院の取り組みについて、市長はどのように評価されているのか?

①市長の答弁

 地域医療支援病院の承認を受けることで、日ごろから病状を把握しているかかりつけ医と、手術や入院といった専門的な診療を行うひらかた病院との役割分担がより明確になり、それぞれの強固な連携によって、市民が地域で適切な診療を受けることができ、結果として市民の健康確保、増進に繋がることが最も大きなメリットであると考えている。
 市立ひらかた病院は、地域医療支援病院の承認に向けて、これまでから地域医療の充実に取り組みながら、かつ、今年度については市民の命を守るため、新型コロナウイルス感染症に最前線で対応してきたところであり、今後とも市民の健康確保のため、これまで以上に地域医療を支える役割を果たしていくものと考えている。

広報ひらかた3月号より

 

②ばんしょうの質問

 地域医療支援病院は、地域完結型医療の中心的役割を担う病院ですので、地域の医療機関との強固な連携のもと、円滑な紹介・逆紹介がなされることはもちろん、退院支援や退院後のフォローも適切に行うことで、患者さんから「安心して入院できる」「安心して退院できる」と思っていただけるような病院となると考える。
 市立ひらかた病院は、今後、さらに市民から愛され続ける地域医療支援病院としての役割を果たすため、退院支援や退院後のフォローについてどのように対応していくべきと考えているのか?

②市長の答弁

 市立ひらかた病院が地域医療支援病院としての役割を担っていくには、地域の診療所との信頼関係の強化はもとより、患者さんとの信頼関係を築いていくことも必要不可欠。そのため、患者さんが退院される場合には、地域の診療所へ適切に逆紹介するとともに、退院後に介護や在宅支援が必要な患者さんなど、多様なニーズにも丁寧に対応するよう、地域包括支援センターなどの関係部署や地域の事業所との連携のもと、できる限り患者さんの状況に応じたケアを行っていく。

 

ばんしょうの視点

市民の健康確保・増進に向けたさらなる取り組みを!
  直近は、新型コロナ感染症患者を受け入れるなど、市民の医療には欠かせない病院であることを再確認させられた市立ひらかた病院ですが、今回地域医療支援病院が承認された場合、かかりつけ医の紹介なしでの受診費用が上がるなど、市民から見たときに直接的なデメリットが否めません。ただ、市内医療地域医療支援病院の承認を機に、市民の健康確保・増進に向けさらに取り組み北河内医療圏全体の中での本質的な役割を果たしていくことを期待しています。

 

 

一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!

 

令和3年度市政運営方針での「行財政改革」では、キャッシュレス決済、市立ひらかた病院について確認しました。どちらのテーマも、この改革は何のためにやっているのか!本当に必要なのは「改革」なのか?という視点でも考えました。

 市立ひらかた病院については、本来、病気で病院に行かなくていいことが市民の幸福だと考えますが、病気になる前にできることも大切ですし、病気や怪我をしたときに適切な医療を受けられることが必要です。今後の市立ひらかた病院の果たすべき役割については、民間企業出身の目線で今後も意見提言していきたいと思います。一人ひとりを笑顔にする!強い決意で。

 

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