枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。

 枚方市 環境部の事業概要(一般廃棄物関係)が公開されました。私たちの出すゴミがどのような量で、処理にどのくらいのお金がかかっているのか、枚方市の今後の取り組みなど、今後ウォッチしていきたい項目をまとめてみました。

 

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枚方市 環境部 事業概要【一般廃棄物(ごみ)関係】

 

令和2年版 事業概要【一般廃棄物(ごみ)関係】

 枚方市環境部では、一般廃棄物(ごみ)の処理体制や経費、ごみ量、取り組み実績などについてとりまとめた「事業概要【一般廃棄物(ごみ)関係】」を毎年度作成しています。

 

 

 

枚方市のごみ処理総量 : 約 10.5万 トン/年 (2019年度)

 枚方市のごみ収集処理のフローチャートです。いろいろなことが分かりますね。見れば見るほど興味深いです。

 

市民1人、1日当たりのごみ処理総量 : 718g  
⇒  市民1人、1月当たり(30日換算) : 21.5kg

 こう見ると我々の出しているごみの量がいかに大量かということが分かります。

 

枚方市ごみ収集処理フローチャート

 

枚方市のごみ処理総量 : 約 10.6万 トン/年 (2019年度)

 ごみ処理量については、ここ数年で少しずつ減っています。

 

1人1日当たりごみ処理量: 約 718 g (2019年度)

 しかし、1人当たりで見れば、それほど減っているようには見えません。人口減少がごみ処理総量の減少につながっているようです。

 

 

 

枚方市のごみ収集・処理金額 : 約 52億 円/年 (2019年度)

 次は、掛かっている金額を見てみると、横ばいから若干減少気味のように見えます。固定費が多いということなのでしょうか。

 

 

1人1カ月当たりごみ処理金額:約 1,050 円

 1人、1カ月約1,000円強というのは、高いのか、安いのか、そんなものなのか、いろいろな捉え方があると思います。他市の状況も今後確認してみたいところです。

 

 

枚方市のごみ収集・処理単価:約5.7万円/トン (2019年度)

 残念ながら、ごみ収集・処理単価は上昇から横ばいといったところです。担当部署としては、最善を尽くしているとのことですが、結局は固定費率が高いからなのか、これについても他市との比較してもよいかもしれません。

 

 

 

枚方市のごみ減量計画

 枚方市では、ごみ減量の計画を立て、いろいろな施策を推進して徐々に焼却ごみの減量を進めてきたところですが、残念ながら、人口減少によるごみ減量が一番効いているのかも知れません。

 直近では紙ごみの別回収も開始しましたし、ごみ収集の細分化がより進む中、どう出せばよいか知らない、分からない市民もより増えているのではないでしょうか。

 

枚方市 焼却ごみ減量目標

 

 

一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!

 

 笑顔あふれる枚方の街を目指すには、ごみについてもしっかりと考えていかなければなりません。

 これまでも、様々なごみ減量施策を推進してきました。直近では紙ごみの別回収も開始しました。また直近の報道情報では、家庭から出るプラごみについて新たな分別区分「プラスチック資源」を設けて自治体が一括回収するような法律を制定するようです。今後もこれらの社会課題に向き合っていきたいと思っています。

 

 ごみ収集の細分化がより進む中、どう出せばよいか知らない、分からない市民もより増えているのではないでしょうか。何度も紹介していますが、調べるにはアプリが便利です。
 

ごみ分別アプリ「さんあ~る」

「これ捨てたいけど、どのゴミに出したらいいの?」を簡単検索!

 このアプリからは、ごみの分別方法出し方の注意点について、市職員さんが作っている詳細なデータベースから簡単に検索できます。私としては、これが一番便利です。「100円ライターは?」「傘は?」「傘立ては?」などなど。 

 他にも、お住いの地域を設定することで収集日をカレンダー形式で確認できるほか、収集日をアラーム通知する機能など、便利な機能がついたアプリです。

 

<主な機能>
  • ごみ収集日カレンダー
    お住いの地域のごみ収集日を「週ごと」、「月ごと」のカレンダー形式で確認することができます。

  • ごみ収集日アラーム
    ごみの収集日をアラームでお知らせします。ごみの出し忘れ防止に役立ちます。

  • 家庭から出るごみの分け方・出し方
    本市が配布している「ごみに関するパンフレット等」を確認できます。

  • ごみ分別辞典~50音順
    ごみの品目名(50音順)を検索し、分け方・出し方を確認できます。

 
冊子が簡素に!

 令和2年度版の冊子が、更に簡素になりました。環境白書もインターネット公開のみにするなど、先進的な取り組みが『環境部だけ』で行われています。庁内連携を!