枚方市の今の状況、これからについて、市長の考えを聞きたい!

1.今年度予算の執行姿勢について
 当初予算編成後からこれまで、議会での市長の「一言ご挨拶」、「市民へのメッセージ」などから、予算執行に対する思いや姿勢が伝わってきません。特にここ最近では、市民から市政に対する不安のお声を聞いてきました。
 ここで、3つに分けて市長の言葉で市政について語る機会として頂きました。

image

特別定額給付金の振込遅延について、市長として説明する責任がある!

(2)新型コロナウイルスに関連する給付金事業について

 以下、番匠の要約、理解です。

①ばんしょうの質問
 私は、特別定額給付金給付事業においては、「早く給付すること」と「誰一人取り残すことのないよう給付すること」が最も重要であり、それが「基礎自治体の役割だ」と、4月30日の補正予算質疑でお伝えしました。
 ところが、「早く給付する」ということにおいては、すでに市ホームページでは振込が遅延していることについて、お詫びを掲載されている。
 そこで、市長は早く給付したいという思いをお持ちなのか? また、なぜ予定していたスケジュールから大幅に遅れることとなっているのか?
 
①市長の答弁

 特別定額給付金については、一日も早く給付しなければならないとの思いから、「申請様式のダウンロード方式」を取り入れるなど、様々な工夫をとってきた。しかしながら、5月下旬以降の申請書の返送が想定を超えたことなどから、事務執行に遅れが生じたものと考えている。

②ばんしょうの質問
 市長に「早く届けなければならない」という思いがあるにも関わらず、また、市のホームページではお詫び文が掲載されている状況に対して、市長からはこれまで特別定額給付金給付事業のことについて、市民へのメッセージがなかったと認識している。
 市長から特別定額給付金を待ちわびておられる市民に対して直接、思いを伝えるべきと考えますが、いかがでしょうか?
②市長の答弁

 新型コロナウイルス感染症に係る、私のメッセージにつきましては、主に市内の感染状況のほか、本市の支援方針、またそれを踏まえての市の独自支援策などを中心に、その対応の概要についてお伝えてきた。
 私のところにも早期の給付を求める多くの市民の皆様から、切実な声が届いている。コロナ禍の状況の中で、お一人お一人が乗り越えていただくために、「早期に」、また「誰一人取り残すことのないよう給付する」といった考えのもと、執行体制等に万全を期してきたが、結果として、予定を大幅に遅れての給付となっていることに、大変申し訳なく思っている。
 今後も引き続き、人員体制等のさらなる強化を図り、遅れを早期に解消できるよう、市が一丸となって取り組んでいく

 

ばんしょうの視点

● 一人10万円特別定額給付金の給付を進めるために、問われる市のリーダーの行動

 特別定額給付金給付事業は、コロナ禍の不安な市民一人ひとりに早く、速く、お届けすることが当然の市民サービスであり、そのためには基礎自治体の役割として、市長が先頭に立って、これからでも少しでも早く給付いただきたいと考えています。

 そして、市民にお詫びしなければならない状況があるならば、職員任せにせず、自らの言葉で市民に説明することが市のリーダーの役割だと考えます。

 

 

 

一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!

 

 市長の1人10万円特別定額給付金給付に対する姿勢を質しました。様々な理由があるにせよ、「郵送申請書の送付が遅い」「申請しても振込が遅い」そして「状況の発信すら遅い」と市民は感じています。皆さまの思いをオブラートに包んでいるかも知れませんが、市長にぶつけました。感情論でなく、結果的に早い振込となることを後押しになり、一人ひとりが少しだけ笑顔になっていけば、幸いです。

 

 

⇒ 枚方市議会 一般質問①-3 予算執行の向こうには働く人・生活者がいるに続く