3/11は、枚方市議会 令和2年3月定例月議会の厚生常任委員会にて、国民保険料についての審議を行いました。
平成30年(2018)年度から国民健康保険制度が広域化されている
⇒平成30年4月から国民健康保険制度が変わります(枚方市HP)
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府内統一保険料率について
- 大阪府内市町村では、被保険者間の負担の公平性の観点から、令和6年度に府内のどこにお住まいでも、「同じ所得、同じ世帯構成」であれば、「同じ保険料額」となる「府内統一保険料率」なります。それまでは、激変緩和措置として徐々に府内統一保険料に向けて近づけていくことになっています。
私も質疑をしました。
①ばんしょうの質疑
今回の収納率の設定についてですが、2月の厚生委員協議会でも説明がありましたが、今回の保険料率の設定にあたっては、予定収納率を93%として、大阪府が設定する予定収納率より高く設定することによって、保険料額の抑制につなげるとのことでした。
では、今回この予定収納率はどのように設定し、またどのように達成するつもりでしょうか。
では、今回この予定収納率はどのように設定し、またどのように達成するつもりでしょうか。
①市の答弁
今回設定の予定収納率は、平成30年度の収納率が91.95%と、概ね92%であり、加えて今年度の令和元年度の月々の収納率が平成30年度収納率を上回っているため、令和2年度の収納率を93%と設定したものです。予定収納率を高く設定することで保険料の賦課総額が小さくなり、激変緩和措置として1人当たりの保険料額の抑制につながることから設定したものです。
収納率達成のためには、口座振替で納付していただけるよう勧奨し、分納されている方についてはその履行状況の把握に努め、また令和2年4月よりラインペイやクレジットカード払いのできるキャッシュレス収納の導入も市税とともに行い、利便性の向上にも努めてまいります。
収納率達成のためには、口座振替で納付していただけるよう勧奨し、分納されている方についてはその履行状況の把握に努め、また令和2年4月よりラインペイやクレジットカード払いのできるキャッシュレス収納の導入も市税とともに行い、利便性の向上にも努めてまいります。
②ばんしょうの質疑
この制度は、所得のない方にも賦課されますから収納率を上げていくということには大変なことだとは思いますが、保険料のお支払いが難しい生活が困窮されている方にはどのように対応されているのか、お伺いします。
②市の答弁
保険料のお支払いがない方には督促を送付し、お電話させていただいたりしています。それでも滞納となっておられる場合には、納付の相談に来ていただき、生活の実態に寄り添いながら相談をお受けしています。その中で生活困窮のため保険料納付が難しいと思われる方には、困窮者自立支援や生活保護担当の生活福祉室などを案内しています。
ばんしょうの視点
公平性の観点からも納付率を上げる働きかけを行いつつ、生活が困窮されている方については、福祉という面からアプローチすることで、できる限り一人ひとりが自立した生活を行って頂けるように導いていくという考え方で意思表明しました。
しかしながら、他国にも稀な皆保険の根幹の制度とはいうものの、現在の国民健康保険制度は、加入者の偏りが非常に大きいことが課題の根本であることをこの厚生常任委員会を通じて改めて認識しました。
しかしながら、他国にも稀な皆保険の根幹の制度とはいうものの、現在の国民健康保険制度は、加入者の偏りが非常に大きいことが課題の根本であることをこの厚生常任委員会を通じて改めて認識しました。
一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!
今回の請願の賛否についても、会派にて慎重に議論を行いました。
悩みつつ、自分の考えをつくっていく時期かも知れません。
明日からは、令和2年度予算特別委員会にて、予算案の審議を開始します。明日は私も質疑の時間を頂きました。まだまだ準備が続きます。
皆さまには、くれぐれもお身体ご自愛ください。