空き家・空き地対策は待ったなし!対策の強化を! 

4.空き家対策について

 

ばんしょうの質問(要約)
 枚方市内においても空き家が目立ちはじめた地域もあります。管理不良のまま放置された空き家に不安を覚える市民は多い状況です。今後更にこの問題が広がっていくことは間違いないものと考えています。
 市はこの問題に対し、具体的にどのように対応しているのでしょうか?また、市が実施した直近の対応件数と併せて、お聞かせください。
市の答弁(要約)
 適正な管理が行われていない空き家に対しては、まず近隣住民からの相談等をもとに、空き家の状況を現地確認します。次に連絡先が判明した所有者等に対し、空き家の状態等をお知らせするとともに、早期改善を促しています。
 ただ、なかには直ちに改善が行われないケースもありますが、空き家の管理は所有者の責務であることから、周辺環境に影響を及ぼす可能性が特に高いものについては「特定空家等」への認定等も視野に入れ、繰り返し指導を行っています。
 空き家への相談等に対する本市の対応件数は、平成30年度が440件、今年度は11月末時点で198件あり、その多くが草木の繁茂や家屋の損壊等によるものです

 

ばんしょうの視点
 平成29年に策定された「枚方市空家等対策計画」によると空き家に関する相談件数は、平成25年度では94件であり、先程のご答弁からは、5年前に比べ約4.7倍を対応している状況となっています。
 そもそも、個人財産である空き家・空き地の管理は所有者自らが適切に実施すべきものですから、市が修繕や解体撤去を行うことや、これらに公費を投入することは本来あるべき姿ではないと考えます。
 しかし、現実として管理不良な空き家・空き地が引き起こしている「日常生活における不安」は、市民一人ひとりにとっては、切実な問題です。市民一人ひとりに寄り添った対応に努めるとともに、「所有者が抱える真の課題」を的確に分析して解決に向けて取り組むよう要望します。
 また、空き家の取り壊しの補助金や基金を創設した市町村もあります。本市としても検討を要望します。
 
 
【付録】