厳しい暑さの夏も、ようやく終わりを迎えようとしています。この夏、花火大会で浴衣を着たという方も多いはず。さて、その浴衣ですが、お手入れどうしよう?と お困りの方がいらっしゃるかもしれません。


既製品で帯とセットになっていたりする お買い得な綿素材の浴衣は、自宅の洗濯機で洗うとヨレヨレになることが多く、アイロンで綺麗にシワを取る必要があります。自宅の洗濯機で洗い、アイロンもせず 丸めた状態の浴衣を着付けに持参する無謀な方も 中にはいらっしゃいます😅 シワシワな浴衣では着姿が綺麗になりません。ご自分できちんとお手入れできないという自覚がある方は(笑)、着る直前に困らないよう、次の着る機会のためにクリーニングへ出しましょう。


既製品ではなく、単衣としても着られるような仕様の浴衣(綿素材)の場合、私はおしゃれ着用洗剤(エマールなど)で押し洗いしています。



袖畳みして、水を張ったところにエマールを入れてつけ込み、押し洗い。


※袖畳みとは、着物の背縫い部分を内側に折り、両袖を合わせてから袖付けで折り返す…シンプルな畳み方です。


泡がなくなるまで すすぎ洗いします。

水が綺麗になったら洗濯機で軽く脱水をかけて

着物ハンガーにかけて陰干し。陰干しする際にパンパンと手で叩いてシワを伸ばします。

水気が多く残ったまま干す方が、乾いた時にシワが残りづらいです。よく晴れ気温が高い時、風通しが良い日陰に干すのが適していると思います。

(長板藍染の浴衣は、生地がしっかりとしているため、過去、洗濯してからアイロンをかけたことがありません。干し方をきちんとするとシワがつかないです。)

押し洗いが面倒という方は、袖畳みで洗濯ネットに入れ、洗濯機の手洗いモードでもよいかもしれません。


ここからは強くお勧めしませんが、私がちゃっかりやっていることです↓

衿の部分が生地が重なって厚いので、私は早く乾かすために浴衣を裏返しにして、衿の裏側が日光に当たるように物干し竿に20分ほど干してから日陰干しにします。直射日光が当たりすぎはヤケの原因になりますので、あくまでほんの一瞬です。天気が良い日に一気に2〜3枚まとめて洗っています。


というわけで、お手入れ方法の参考になればと思います。涼しくなる前に着た浴衣のお手入れを済ませてしまいましょう✨✨



8月某日 10周年記念パーティーの打ち合わせに浴衣で集合✨