「丸帯」は、江戸時代中期に考案されたそうです。帯幅が広くなり 帯結びの形が大きくなったからだとか。豪華な織物が使われており、裏表両方に柄があります。
昔 第一礼装として使われていましたが、次第に軽い袋帯に変わり、現代では花嫁衣装や舞妓さんに使われているくらいだそうです。
そして帯芯にはなんと「帆布」が使われています。 何しろ帯が厚くて重いです💦
表地が金蘭豪華なのに加え、帯芯が帆布ですから、このままでは非常に使いづらいです。
そんな理由から 丸帯を使うときはそれを抜いた方が良いです。
(昔の人はこの厚く重い帯を使っていたのですから形を作るのが大変だったと思います。)
こちらの写真↓は生徒さんの丸帯ですが、やはりずっしりと重く厚いので 結ぶ前に芯を抜きました。
芯がズレないように 張り付かせるための用途で 真綿が張り巡らされていました。
↓
芯を抜いても表地自体が厚いので、普通の袋帯よりは結びづらいのは確かです。しかしこの厚い芯がないだけでかなり感触が変わります。
帯結びについてですが、
丸帯は現代の袋帯より少し短いので二重ではなく一重でお太鼓を作ります。
昔の人は小柄だったので、二重太鼓を結ぶ人もいたかもしれません。
昔の帯は特にデリケートなので、従来の着付けの帯自体を縛る方法だと 摩擦で結び目がすぐに傷んでしまいます。
その点 当学院での帯結びは帯を縛らないので
帯を守りながらの着付けとなります。
昔の物もこのように保存状態が良ければ 綺麗に身につけることが出来ます✨
写真は生徒さんの自装👘です。
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