浅草演芸ホールは、昼夜入れ替え、昼の公演は立川談幸師匠以外は、あまり推しがいないので、夜公演のみを鑑賞。実際、昼夜入れ替えなしで何度か見たが、椅子が悪いから、疲れる疲れる。末廣亭に比べて演者の持ち時間が、5分ほど長いから落語好きにはたまらないが。しんどい疲れる。



翌日の11日は新宿末廣亭へ。桂宮治さんの真打ち昇進以来だが、あまりのソーシャルディスタンスにびっくり。前日の浅草の立ち見、満席が嘘のようだ。桂文治師匠の善光寺の噺は2度めだが上手い。目当ての三遊亭圓楽師匠は、酔っ払いの一席、地方の近くの市民会館での2人会や東西名人寄席にはたいてい見に行ってるが、やはり市民会館とは、歴史ある寄席とは雰囲気が全く違う。真正面、まぢかで聞く落語は格別だ。


関東の寄席の客に聞くと、圓楽師匠は偉そうにしているから、関東では人気ないとか。だが、僕は好きだ、圓楽師匠を見に来たのだろう、師匠の出番前、2人くらい前に、僕の座席の1席あけて右に若い女性が座ってきた。遊雀師匠が終わると、そそくさと帰ってしまった。3年ほど前か、20代であろう、三遊亭圓楽師匠だけの落語を聞くため、神奈川県、静岡県、愛知県まで独演会を欠かさずみている女子がいた。末廣亭で何度か見たし、少し話したこともあったが、圓楽師匠が終わると劇場を出て行っていた。最近見なくなったがどうしているのかなあ。



同様に神田伯山ではなく、師匠の神田松鯉師匠を見るため、東京の講談の定例会などに、あししげく通っていた30代の女子もあまり見なくなった。

神田松鯉師匠は、まだまだお元気そうだが、三遊亭圓楽師匠は、もともと痩せていたが、頬のこけかたが著しい、顔色も腹黒じゃあない、病んだ黒い顔色だ、いっときは、少し心持ちふっくらしていたのに、健康面が心配だ。

落語や講談の演者も、いつ何時、どうなるかわからない、見る観客の僕だっていつ病で床にふせる、また逝くかわからない、足腰丈夫でないと寄席には行けない。

昔、東京出張時に立川談志師匠の病み上がりのあと独演会があった。行こうか迷ったが、季節外れの風邪をこじらせ熱があったので行けなかったが、今もずっといっときゃ良かったと後悔している。三遊亭圓楽師匠、林家正蔵師匠、神田松鯉先生、玉川太福師匠が好きな演者だ。ついで、神田伯山、桂宮治か、やはり後の2人はいま、一番脂がのってるから、一番迫力がある。




変異型ウィルスが、関西では爆発的、関東でも急激に広まり、感染者も増加している。関東より早く緊急事態宣言解除した大阪、兵庫では、感染力が強く重症化になりやすいイギリス変異型、東京は同じ日本だが、異なる変異型が流行しているらしい。これまで東京や神奈川や埼玉に次いで多かった大阪が、東京を抜き一番多く陽性者の数をたたいたと言うことで、病床数が逼迫、一番危ない兵庫県と、まん延防止等重点措置の地域指定されることとなった。遅れて東京、京都、沖縄と追加されたが、その施策をはじめる12日以前に上京した。




10日土曜日は、浅草演芸ホール、翌11日は新宿末廣亭だ。

Twitterで調べると、朝9時に夜興業の整理券を浅草で配布するらしい、早朝、東京駅に着いたバスから下車、東西線に乗り浅草へ。745分に着いた段階で、50人が並んでる。宮治真打ち興業で長い列はなれていたとはいえ驚いた。特別興業の3500円じゃあない、通常興業3000円なのにだ。列が7080人ほどになったから、配布を繰り上げ8時半に配ってたが、僕は9番?はてなと思い夕方16時に集合したら、並んだ順に整理券を配布しないで、前売り券と当日券と分けて配布していることが判明した。だから、まず、前売券で整理番号順に劇場に入れ、整理番号を持たない前売券持参の客を入れたあと、当日券の整理番号順に入場させるのだ。だから、16時半に来た前売券持参のものが、苦労する事なく何十人と、僕より先に入って行った。

浅草演芸ホールの香盤メンバーがいい。夜の部トリは神田伯山、師匠の神田松鯉先生、ねづっちさん、男はつらいよの浪曲で有名な玉川太福さん。この前、真打ち興業を終えたばかりの桂宮治、頭の毛がクルクルの柳亭小痴楽さん、大好きな三遊亭圓楽さんだ。

最後の神田伯山さんは、40分くらいか、初代伯山のネタを披露した。こんな豪華メンバーは、地方に住んでいたら、一生拝めない。ねづっちさんには、佐藤選手の横浜スタジアムの場外ホームランとお題出したら、夜の首都高速ととく、こころは、飛ばす飛ばすってありがたい。





この日は、新宿ドンキに横浜駅前の和食の店と動いたが、人はマスクしている以外は、全くコロナ禍以前と人出は変わってない、自粛や外出控えてるのに飽き飽きしたのか、全く気にしていない感じだった。

22728日と2日にわたり浅草演芸ホールの桂宮治真打ち興業に行ってきた。

末廣亭では、初日の神田伯山、笑福亭鶴瓶の両名の来演の影響で徹夜組も出る、朝9時過ぎには定員に達する人数が出たが、2日め、3日めは公演間際でも整理券発行していたくらいだから、さほどの人気ではないとたかをくくり、開演1時間前に行くとなんとなんと、立見の196番。かろうじて二階席最後方の通路に座ってみることに。あとで知ったが、この日は神田伯山、春風亭昇太の両名が出演するから、人気だったようだ。上方落語からは、桂枝光さん、この名前は知らなかったが、桂坊枝さんか改名したようだ。


久しぶりに聞いた枝光さん、ギャグを立て続けにかましてくるスタイルは、やはり上方らしい。笑いをとり会場を沸かせていたので、同じ関西人としてホッとした気分になった、神田伯山は、さすがに上手い、人間的には天狗になってきどった感は否めないが、人間的には問題があるものの、才能はすば抜けたものがある。YouTubeで公開している畦倉重右衛門の長編で川崎の女郎宿の主人に収まってる畦倉を番所の役人が旅行者を装い近づき、取り押さえるくだりは、なかなか聞き応えあるいい講談だ。



口上は、みな真打ちなったのが我がことのように思えるのか、非常に愛情溢れる口上だ。特に師匠の伸治さんは、目が垂れ下がり顔をくしゃくしゃにしながら、嬉しそうに宮治さんの話をする。数十年に一度出るか出ないかの逸材なのは春風亭昇太さん以来の諸先輩を追い抜いての昇進だから、5人抜きらしいが。

昔から宮治のファンは、神田伯山より遅れての昇進は間違えている、伯山より先にあげるのが当然だったと、ふたつめで独演会に同行し地方公演行っても、独演会の師匠より会場の客を沸かしたなど、宮治を褒めるほめたたえるファンは多い、毎日、落語のネタを変えているので宮治さんはえらいと話すと、ファンは宮治さんは持ちネタ130くらいあるから、大丈夫だよって笑ったが、才能だけでなく、努力もしているえらいと思った。


当初は11日、12日と、末廣亭に行き、初日に神田伯山、笑福亭鶴瓶を、2日めに桂雀々、三遊亭円楽、春風亭昇太を見て帰る予定であったが、初日見れなかったので、変更して13日も寄席を見ることに、12日昼席見たので、13日は夜席だけ見ることにしたが、8時半ごろ着いたが、約20人ほどが並んでいた。僕同様、初日、あまりの人で見れなかった客が土日は混むと踏んでいたようだ。なんのことはない、

夜席始まる直前でも整理券は完売しなかったことを思えば、宮治さんの人気じゃあなく、笑福亭鶴瓶さん、それより、飛ぶ鳥の勢いの神田伯山の人気で人が押しかけたようだ。夜席は、NHKの新人落語大賞ペラペラ王国をとった笑福亭羽光さんの創作落語、話のなかにもう一つの話、またまたその話のなかにさらにもう一つの話とロシア人形マトリョーシカみたいな多層の物語の落語だ、NHKではファンファンファンのセリフないが、同類の創作落語だ。オリジナリティ、独創的な落語だ。

この日は、小遊三師匠と三遊亭円楽一門の鳳楽師匠が口上に。



桂宮治さんは、社会人の経験をしたあと、落語家に入門したこと、化粧品のセールスでは、トップクラスで年収1500万の時もあったそうで、それが一回50円の落語家修行に飛び込んだだから、半端な覚悟じゃあない。

小痴楽や伯山らと同じ二つめ修行だったが、2人は真打ちになったが、宮治が先でも良かったくらいだと。

今、講談では飛ぶ鳥の勢いのある伯山、浪曲では、玉川太福、落語界じゃあ桂宮治と並び次世代の演芸を引っ張る逸材とも。

伯山の背中が見えてるので宮治が追いつき追い越す日も遠くないなどリップサービスもあるだろうが、異例に褒めたたえた。


伸治師匠のあと、宮治さんが、サービスで時間延長して落語を熱演したが、やはり、前日と同様泣けない、人情絆創膏なんだが、先代の三遊亭円楽師匠の芝浜のDVDなら、涙するんだが、宮治さんの違う演目だが人情噺だが、泣けない。上手いんだが、何かが足りない、ひつこさかなあ、暑苦しいのか、うまく言えないが、胸にドシンと来ない。前日の口上で春風亭昇太さんが、自分が諸先輩を抜いて真打ちになって以来、20数年ぶりに、5人抜きで宮治さんは真打ちになったと語っていただけに、才能はあまりあるから、あと少し精進していただき、大看板になって欲しい。

翌日、平日だが、朝8時過ぎに末廣亭へ、並んでるのは4人だけ、だが、先日の人出で心配したのか、一番の人は朝5時半にきたとか。5番目の整理券をもらい昼寄席に、一番多いときで20人ほど思いの外少ない。

昼寄席には、浪曲の玉川太福さんが出演以外は目当ての演者はいない、紙切りの師匠に桂宮治さんの口上のお題で切ってもらった。夢太朗師匠は、時そば、やたらそばを食べるシーンが多いと感じだが、芸への拍手をしてくれるかなあっと思ってと可愛い内面を覗かせた。途中うとうとしながら昼寄席を見終わり、外に出ると真打ち興業の夜寄席の客の列に驚いた。


おきたくんの発泡スチロール芸、NHKのチコちゃんの作品をいただいた。

A太郎の落語を久しぶりに聞いたが、やはりいい。江戸落語の粋ってのを風貌や落語に感じさせる。小助六さんも江戸落語の品を感じさせる。片足かっぽれも披露してくれたが、実にいい。

やはり、一番は円楽師匠、笑点の司会にまつわるマクラから、病気が発見、手術の日がやたら、歌丸師匠の49日などに重なるので、歌丸さんがあの世にいざなっているのではと言うマクラから、天国に行った創作落語を。先代の圓楽師匠や立川談志師匠、三遊亭圓生師匠の声色を真似ながら、圓生の名前をつげと、先代から言われてると、自分が言っているのではなく、先代が自分に乗り移り話してるんだと言って笑いを誘った。



次は、春風亭昇太さん、笑点の司会しているからか、やはりファンは多いが、結婚してちとファンが減った感じだ。ちと人気が落ちた感じだ。昇太さんの評判は、いや落語の腕は、あまり関東で評価されていない、上手い落語家と思っている人は、思いの外少ない、いろいろ立ち話で聞くが上手いと話す人は聞いたことがない。やはり口調や、創作落語も軽い、人情噺はあまり向かないのだろう。圓楽さんは、南伸介さんから、3人の司会者のもと笑点に出演しているから、いろいろな返し、回答、ボケパターンは知っているのは事実だが、自分昇太が司会に選ばれたのは、腹黒じゃあないから、ハートで選ばれたからと言うと、私服に着替えた圓楽が舞台にこのやろーと半笑いしながら出てきたのがおかしかった。

桂雀々さんは、江戸落語のように、前座、ふたつめ、真打ちと階級制度があるのが羨ましいと。上方にはないので、いまだ自分は真打ちかどうか分からないとも。林家こぶ平こと林家正蔵と同じとしの弟子入りだから、こぶ平が二つめになれば自分もそろそろ二つめかなあと思っていたそうだ。

口上はいつもニコニコの桂伸治師匠らの楽しい挨拶、桂宮治さんが真打ちになったから、ライバルになったと褒め称えた。

宮治さんのとりでは、笑っていいとものタモリさんのノリで拍手を誘い、落語へ。伸治師匠の挨拶で、若い女子の出待ちの話をしたことに対し、2度も不倫をマスコミに暴露された圓楽師匠のまえで、女性の話はタブーだと言いながら、子分かれのネタ、酒で女房、子供と別れた腕のいい大工が、吉原の遊女を追い出し、改心し真面目に働きだしたところ、子供と再会、子供とすき焼き食べてるところに、別れた妻が訪ねてヨリを戻す人情噺だ。たしかに人物の演じわけ、いい回しも上手いには上手いが、ちと物足りない。泣けないのだ。桂文治師匠のラーメン屋や林家正蔵師匠の、小僧が吉原の太夫の絵に恋して、一年間働いた給金にて吉原に行き、心打たれた太夫が、年期明けに、小僧の嫁になるため、籠にのり訪ねる噺、正蔵師匠の噺では涙流したが宮治さんのでは泣けない、何かが足りないのだろうと感じた。



新宿末廣亭の真打ち興業に行ってきた。桂宮治さんの真打ち興業だが、口上の登壇メンバーが豪華だ。初日は、神田伯山、笑福亭鶴瓶とあって徹夜組も出て、朝9時に120人ほどの列だ。

収容人数がコロナ禍で175枚だから、残り50余り。これほどの人気は伯山以来か。

正直、桂宮治さんは見たことはあるが、それほど印象にないが、関東住みの常連客と話すと皆々、人柄、芸を褒めたたえる。

まあ宮治さんが好きで早朝から並ぶ客だから、褒めて当たり前だが。

真打ち興業は夕方415分から、昼の12時からの昼興業と客は入れ替え、夜興業の整理券をもらうために、徹夜だから恐れいる。

初日、非常に珍しいことに、新宿にて撮影するエキストラに呼ばれ、朝7時から10時まで準備及び撮影。

10時に来て、新宿末廣亭を一周する列最後尾に。だめやろうなあと思ったら、11時前にスーツ姿の宮治さんが、今、ここに並ぶ人たちは、整理券はもらえないかもしれないが、明日以降来てくださいと、頭を下げた。11時過ぎに末廣亭の係の人が明日お越しくださいと話して回ってきた。

正直、いつも当たらないエキストラにたまたま当たり、しかも有名俳優ともでくわさないエキストラ非常に後悔した。参加しなきゃ良かったと。


気を取り直し、BS東京4Kで見ている男はつらいよの葛飾柴又へ。なかなか便利が悪い、なかなか田舎、はずれに驚いた。

駅から帝釈天までも思いの外短い。


だが、ふと渥美清扮する寅さんや、さくらが出てきそうな商店街だ。


帝釈天にお参りし、男はつらいよ記念館に。



入口でクイズラリーの用紙をもらい映画のセットを見ながらクイズに挑戦だいいのは正解しなくても参加賞でクリアファイルくれるのがいい。自分が一番驚いたのは、頭がカタイ、トンチが効かない、子供も解ける問題が分からないのだ、むかし頭の体操と言う本が流行ったが、よみ直さないとと痛感した。近くの女子高生の2人組に尋ねて教えてもらわないと出来ない有様だ。




途中、女子高生に嫌われ記念館を出てとらやカフェでソフトクリームを注文、来場者500万記念でマグカップをもらった、コロナ禍で来場者が減ったからだろう、


まだ運良く貰えることが出来た。これなら浅草のホテル泊まったら良かったと思いながら、新宿歌舞伎町のアパホテルに戻った。

東京五輪の森会長の失言、辞任と二階堂のボランティア軽視発言が、話題になっている。

森会長の女性軽視の発言により、聖火ランナーの辞退、五輪ボランティアのキャンセルが続いている報道があるが、ちと的を得ていない。

なぜなら、コロナ禍が変種が出てきた、インドで感染爆発、さらには、日本のワクチンの接種の大幅な遅れ、こんな状況で五輪開催できるわけない、ってボランティアはみんな思っている。正直、五輪開幕までには、国民の大多数が、中東じゃあないが、ワクチン接種が終わり安心して五輪開催だと思っていた人が多いと思う。

そんなモヤモヤした気持ちのなか、今回の森会長の失言、二階堂のボランティアはやめたきゃあやめろ、追加募集すりゃあいいって発言、これが引き金になっただけだ。

コロナはスペイン風邪以来の流行らしいが、日本だけでなく、全世界的な難問題だ。諸外国に比べて、コロナ対策の取り組みは決して機敏に的確に処置を日本はとったとは言えない。

やたら、世界一のスーパーコンピューター富岳は、マスクからの飛沫のシュミレーションなど役にたたない分析を発表。くしゃみや咳をする輩は、シュミレーションの範疇外の話だ。咳もせずに鼻呼吸している際に、どれだけの空中のウィルスを取り込むリスクがあるかの分析なら分かるが。

ひと気が全くないのに外で、また自分1人しか車乗ってないのに運転しながら、マスク着用の人がいるのは富岳を使った動画の悪影響だ。ワクチンの開発に使い、日本独自の開発に寄与するならわかるが。

ボランティアは東京五輪はまだいい、映画やドラマ撮影のボランティアは、無償にも関わらず、春用スーツと革靴、やれオシャレな礼服持参しろなど、何を考えているんだと感じさせる態度が当たり前になっている。

映画、ドラマ側から製作費として、ボランティアへの謝礼はあるはずだが、ボランティアの募集をネットで取り扱っている会社が搾取しているのが実態だ。

ボランティアの多くは、映画の制作現場を見たい、好きな俳優、女優が見たいと言う動機がほとんどで、一部、エキストラに参加しと助監督や監督の目に止まり、俳優デビュー、女優デビューのきっかけになればと思っている人もいるにはいるが。

やはり記念品くらいの謝礼と、エキストラとして参加する衣装は、募集側で準備するのが筋、当たり前だと思うが、そうじゃあないのが当たり前だ。

二階堂じゃあないが、参加申し込みは、おたく以外に大勢いるから、また募集かけりゃあいいと言う、二階堂と同じ、二階堂以上の高飛車な態度、対応が横行している。

コロナ禍でスタッフや役者の健康管理しながらの撮影は大変だとは推測するが、募集かけて応募してからの当落の返事がめちゃくちゃ遅い。前日の夜21時にメール、翌日朝6時の指定場所へ集合だ。前日の昼ごろの連絡ならまだしも。

ここらあたりは、コロナ禍以前から、こんな状態が続いている。

これは、ボランティアを扱う会社、社員の奢りが一因になっているのは間違いない。




22日の宿泊先、アバホテル歌舞伎町タワーは、最上階に大浴場、露天風呂があり、宿泊した部屋の小さな浴槽での入浴はしない。場所がらか、背中と両腕にタトゥーを入れた男性や、ホストであろう男性もチラホラ見受けられる。

アバホテルは壁が薄いのか、上の部屋、隣の部屋の音が聞こえるのが難点だ。

23日翌朝は、新宿のチケットショップが立ち並ぶなか、挟まれたように営業しているCoCo壱にて野菜カレーのモーニングカレーを食べドンキで飲み物、パン、お菓子を買い、末廣亭へ。


土曜日だから、前日よりは人の入りはいい。落語協会の落語家が陽性者になったためか、池袋や上野、浅草の演芸場など末廣亭を除く演芸場が全て休館になったらしい。桂伸治師匠が高座のマクラで話していた。



これは、春風亭昇太さんが落語に入る前のマクラで話していたが、全ての演芸場は、大小にかからず、定員の半数でトントン、半数からの入場料金から儲けになるらしい。だから、緊急事態宣言で半数になれば、残り半数全部入らないと赤字になるわけだ。

この日は、桂三四郎さん、この落語家さんは昔から知っているが、なかなかブレイクしない。男前だし、創作落語も上手いのに。

三遊亭圓楽さんは、出演しないが、弟子の楽生さんを初めて見た。師匠譲りのスマートで軽妙な口調で、なかなか上手い。さらに風貌も髪の毛も師匠そっくりでピシッと固めている。

もっともレアなのは、師匠の立川談笑さんも見たことないが、弟子で二つ目の立川吉笑さんだ。

なかなか独創的な落語で、よく野球選手がゾーンに入るとピッチャーが投げた球がスローモーションのように見えるというのをヒントに、お店に奉公にきた丁稚が、ゾーンに入った番頭さんの言葉が聞き取れないという設定で、その会話のやりとりを面白おかしく演じていた。なかなかこれまでにない落語家だ。恋八より、こちらのが天才肌のように感じた。

玉川太福さんは、師匠の奥さんの三味線で一席。工員2人のお弁当のオカズのやりとりを面白、可笑しく語ったが、やはり、太福さんには男はつらいよ第一作目の浪曲が、この人の18番だろう。鯉八さんの出番が近づくにつれ、人が続々と入店、なかなかコロナ禍であけることなかった2階席も開放し、お客さんを入れていたから、定員の約半数、そのほとんどが埋まったから、瀧川鯉八の人気は目を奪われるものがある。次世代のスターの、1人は間違いないだろう。

末廣亭は、11日から20日までの新春興行は終了し、21日から30日までの通常興行で公益社団法人芸術落語協会の公演だ。新春興行では顔見せと言う意味もあり、短い持ち時間で多数の芸人が登壇するので豪華だが、落語を聞きにきたファンには物足りない。昼12時から始まる昼寄席の主任は三遊亭遊三師匠、夜寄席は瀧川鯉八さんだ。

公演のめあては、ねづっちさん、ナイツさんの漫才、青年団さんのコント、玉川太福さんの浪曲、柳亭小痴楽さん、一番は神田松鯉師匠、人間国宝の講談だ。PCR検査のあとアパホテルに2泊して寄席に通うのは、松鯉師匠の講談を聞くために他ならない。




平日だからか、昼寄席は10数人と非常に少ない。ねずっちさんには、お題をPCR検査とかけてとリクエストしたら、ふなっしーのなかみととく、妖精(陽性)かどうかが気になります。やはり上手い。神田松鯉師匠は、忠臣蔵外伝、アマノヤリヘイを演じた。

柳亭小痴楽さんの代演で夜公演の主任瀧川鯉八さんの師匠の瀧川鯉昇師匠が登壇。静かにボソボソ話すマクラが非常に好きだ。

末廣亭で大阪落語枠で出演した笑福亭べ瓶を聞いたが上手い。なかなか上手い。

次にNHK新人大賞を受賞した笑福亭羽光さんの創作落語、なかなか面白い。

玉川太福さんは、天保三国志を演じた。

夜寄席の中休憩のあと、ドシドシ客が入ってきた。しかも年配じゃあなく、若い男女ばかり、

末廣亭も浅草演芸ホールなど演芸は、入場料だから、食事などで、外に食べにでかけるのはできない。出たらまた、3000円を支払わなければならない。

代わりに一度入ると入れ替えなしだから、昼の12時から夜8時までずっと見れる。

だから、18時半から1500円と夜間割引はしているが、大勢の若者が終盤押し寄せたのは、トリをとった瀧川鯉八さんの人気によるものと初めて知った。

登場したが、頭をあげたら、右の頬に右手でVサインし、ファンに一声。人気絶頂期の桂三枝さんのいらっしゃいみたいなギャグを思い出した。顔は瀧川鯉斗さんみたいなイケメンではなく、ピエール瀧に似た風貌だ。創作落語だが、長崎の魅力、食べ物、レストラン、観光スポットを紹介する独特の落語だった。大盛況のまま、終焉を迎え、宿泊先のアパホテル歌舞伎町タワーホテルに向かった。

122日、抗体検査をしたあと、御徒町のアメ横へ。アメ横に行き立ち寄るのは、スポーツショップだ。一軒めは、ロンドン、二軒めはジュエン、いすれも東京、大阪、横浜、川崎、神戸などあちこち行くなかで、一番安くブランドスポーツ靴やシャツ、パンツ、バッグが販売されている。

今回はコロナの影響を飲食店、観光業界に次いで打撃を受けている衣料業界から大量に流れたのだろう。平時でも安いが、さらに安く、その上、会員登録すれば更に15%、正月だから15%20%と超超破格で販売されているからだ。僕が住む田舎じゃあ、4980円、5980円のが1180円、会員割引だと800円くらいだから、いつも驚かされる。

やはりアメ横もコロナ禍の影響だろううどん屋など飲食店のみならず、販売する店が閉まったり、別の店に変わっている。

靴とスポーツ服を買い、お菓子の二木で黒ニンニクを買ってユニクロのビル地下のスーパーへ。株式会社 吉池に立ち寄り弁当を買い、末廣亭に行くのだ。

百貨店の弁当販売する専門店でも外れがあるから、外れのない株式会社 吉池で買うことにしている。牡蠣弁当においてはアサリと牡蠣の出汁が染み付いた牡蠣飯は絶品だ。写真は翌日にも買ったもの。


昨年暮れに貝毒収束のちに、赤穂市坂越の牡蠣養殖場近く食い道楽で食べた牡蠣より断然美味い、本場より遠く離れた東京のが美味いのだ。

弁当を買わないときは、豚ロースカツ定食が人気の山家で一番安価で美味いロースカツ定食を食する。

目の前で揚げるのだが、豚のロースが厚みといい薄ピンクの色合いといい、いい肉使っているのだろう、美味い、しかも地価の高い駅近くだが、非常に安価だ。

御徒町、秋葉原、お茶の水と乗り換え中央線快速で新宿に向かった。