普段アメリカの、フロリダという世界の果ての田舎にいて、何かと不便で、日本に住んだら、イタリアに住んだら違うのかも。と夢見るものです。
まさに隣の芝は碧い。真っ青。
旦那は普段からアメリカ、フロリダ大好き。
イタリア?あの国は古代遺跡と共に死んでいく
と不吉なことを言っている。
私はたまにしか行かないからいいところしか見ていなくて、その意味がわからなかったけど。
今回わかった。
アメリカのアマゾンは、日本のクロネコヤマト並みに素晴らしいサービスで、注文も返品もスイスイと時間のかからないシステム。
広大で人種も様々なアメリカで、この超便利な流通システムを作ったアマゾンは天才。
その感覚で、イタリアのアマゾンで注文。
初めて利用だからプライム1ヶ月無料でラッキー。帰米する時解約しよーっと最初はルンルン。
アメリカは返品天国でなんでも返品できるからその感覚で「とりあえず」注文。
イタリアでも郵便局から30日間返品無料だった。
アメリカでアマゾンの返品はWhole Foods というアマゾン傘下のスーパーに持っていけば、1分で終わる。
その感覚で、買い物行くついでにイタリア郵便局でアマゾン商品を返品。
この郵便局が大変だった。
イタリアの田舎の郵便局に行こうと思われている方がいたら、1時間はかかると覚悟して行った方が良いかも。
これは旦那が最初から言っていたのだけれど、そんなアホな。アマゾン返品で1時間かかるかい。
と舐めていた。本当に1時間かかった。
田舎だし、ほとんどの局が午後12時まで。
若しくは午後12時から3時ごろまでお昼休み(長いし!)
仕事勉強介護をしている私たちには超ハードルが高い。
やっと開いている時間に来れて、さっさと返品して買い物して。。仕事に間に合うように帰らないと。長くかかって15分くらいかな。。
その一つの理由に、お年寄り優先。
イタリアも日本と同じく高齢者問題を抱えていている上、まだまだ現金社会のイタリア。
お年寄りが郵便局で年金を受け取るために長蛇の列。
健常者の私たちの順番が全然回って来ない。
今度来る時、お腹に何か入れて、妊婦装って来ようと思う程。
やっと順番回って来た!
でもどこからアマゾンの商品渡すのかな。。
横に二重扉があり、そこに置きます。
ドアをグルグル手動で開けてくれる従業員。
ああ、アメリカの、ピピっとスキャンしてすぐ終わるのがとても恋しい。
その後ラベルをプリントアウトしてくれた。
イタリアの田舎で誰もアマゾン返品なんてしないのか、この方手こずっておりラベルのプリントアウトに5分ほどかかり。
その後イタリア語で旦那と数分話しており、後で聞けば保険の勧誘要らんし!旦那もさっさと断れ!
日本への切手が欲しくて、注文したら、
初めて海外向けの切手を注文されてビビったのか、とても焦っていて、奥から他の男性も出てzone 3 だ!とアドバイスしてくれ切手を探して、でも最終、
「日本行きの切手はない」
と言われて衝撃的。
おくちゃん、若い頃世界の結構ど田舎まで行ったものです。
どんなど田舎に行っても、もし3ドルの国際切手がなかったら、1ドル切手を3枚貼り付けてくれました。
イタリアはそれが出来ないのだろうか。
それともこの女性が本当にDumbなのだろうか。
とても驚いてしまって、
「そんなわけないでしょう、金額分の切手頂戴!」
と思わず英語で早口で言ってしまった。
そしたらその後ろにいたマネージャーらしき男性が、大きな金庫を開ける仕草をしながら、
「ここに入っているから時間がかかるけど、いい?」
とイタリア語で言うものだから、並んでいる他のお爺さんたちがブーイング。
もうええわ、行こうぜ。
とさっさとその場を離れたのだけれど、なんとその爺さんたちは、
「俺達をこんなに待たせて、謝れ!」
と旦那に罵声を浴びせていたそうで、私イタリア語できなくて良かった
嫌な言葉を聞いた旦那は、
「だからイタリアが嫌いだ。年寄りは何をしても良い、何を言っても良いと勘違いしているし、行政システムクソだし、時間が止まっていてビジネスなんてできない。言っただろ、この国は人間も古代遺跡なんだよ!」
うーん全く同意。
ごめんね、嫌な思いさせて。
次イタリアアマゾンで買うときは、返品しない覚悟で買います。
これは畑が広がるイタリアの田舎のお話しで、都会に行ったら違うとは思いますが。
イタリアの田舎には住めないな、と思った体験でした。