義母は多発性硬化症という難病を40代で発症。



現在60代で、ラストステージ。



6年前に初めて会った時は、ふらつくけれど、一人で立って炊事もしていた。



年々、できることが減り。



2年くらい前から歩行困難、車椅子。



もうすぐ車椅子に座ることもできない日が来るとは言われていたので、去年は最後になるかもと一緒にトスカーナへ旅行に行った。



行っていてよかった。



その一年後の今、左手しか動かないそう。




そして、小さな癌が見つかり、手術をすることとなった。命には関わらないらしい。




旦那は一人っ子で。

義父が一人で見ているにも限界があり。




今義父は24時間付きっきりの介護。

術後不安だから手伝いをして欲しい。




と私たちは手術に合わせてイタリアに行くことにした。



こういう未来が来ることは予測していたから、今のリモート職には本当に感謝している。




けれど、私も年取ったなあと思うのは、

今大学院の勉強にも疲れが来ていて、でも今の仕事をするためには勉強しなくちゃいけないし、そこにイタリアまで行って義母の手術に立ち会い、術後の介護を仕事と勉強をしながらできるのだろうか。

その間、大学院の宿題や小テストもある。



行きたくない。。。



と言うのが正直な気持ち。



近所なら良いのだけれど、時差もあるし、こっちが体壊しそう。



と不安が出てきた。




旦那も仕事があるし、

みんな共倒れになりそうな悪循環。




義母はイタリアで障害者手帳の認定を受けているので、ヘルパーさんとかボランティアとか国の補償で雇えると思うのだけれど、頼ろうとしない。




私の家計には2人障害者がいて、施設とヘルパーさんに数日頼って、親が息抜きしているのを見ているので、施設に入れるのはお互いの為にいいと思う方。




義母の状態的にも、あんな寒い家にいるよりも、施設に入った方が暖かいだろうし、お風呂も機械で快適に入れて貰えるだろうし良いのではと提案すると、




「君は本当に冷たい家系出だ。そんな、母を捨てるような行為はできない」




と頑固。




そんなに母への愛が強いのに、なぜキミは病気の母がいるのを知ってアメリカにいるの?

すぐママの手助けできるよう、今からでもイタリアで職を探すべきだと思うけど。



と、色々と矛盾。




義母も、




「施設なんて入りたくない。それなら殺してくれ。

スイスに連れて行ってくれ。スイスで合法で殺して。」



とか言っているそう。




そんなこと言われて、優しい男たちはワタワタしている。




義母が自分勝手に感じる私は冷たいのか。




24時間誰かが側にいないと生活できない状況になっても、施設に行きたくないと言うことは、誰かが介護しなくてはならなくて。

それが自分の愛している人しかいないって知ってるくせに。



姉妹がいるのだけれど、農家をしていて60-70代。




「若いとき、あんなに世話したのに、今は逃げるように私の介護に来ない」



と病気で鬱になっているのではと思えるような、被害妄想発言をするようになった。




70代の人を頼っちゃダメだよ。

あなたの介護なんてできないよ。




私だったら、施設に入れてって言うな。

私の母もそう言うと思う。



一番抱え込んでいるのは24時間介護している義父。




お義父さんが倒れてしまったら、どうするんだろうか。。




私は結構先のこと心配になる方で。

万が一に備えてイタリアで就職できるかとか検索するけど。




当本人の旦那は、横で呑気にYoutube見てる。